さかざKIDSブログ

2018年07月17日(火)

命の母 [漢方薬]

外来でママ達からよく、「命の母を飲んでるんです。」
「飲み始めました。」と言われる。
そして、命の母Aと命の母ホワイトと2種類あることも教えてもらった。何でも命の母Aが更年期用、ホワイトが若い子用らしい。

いったいどんな生薬が入ってるのかと調べてみた。
命の母Aは、13種類の生薬とビタミン類も含まれている。
女性3大漢方の当帰芍薬散、桂枝茯苓丸、加味逍遥散が少しずつ入っている感じ。
ちなみにホワイトは当帰芍薬散+桂枝茯苓丸のような感じ。
どちらかというと生理に伴う不調に対応するイメージ。

ただ、命の母に含まれる生薬の量は漢方エキス剤に比べてかなり少ない。さらに、命の母は薬局にいって自費で購入する必要があるが、女性3大漢方は保険適応がある。

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当帰芍薬散は、水のめぐりが悪いタイプ

イメージは痩せて色白。貧血傾向
冷え性で、むくみやすく、たちくらみ、めまいがおこりやすい。

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加味逍遥散は気のめぐりが悪いタイプ。

イライラや不安があってストレスが多い。
肩こりや疲れやすい、不眠があるようなケース。

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桂枝茯苓丸は、血のめぐりが悪いタイプ。

生理痛がひどかったり、冷えのぼせしやすい。
 ちなみに、肌のトラブルがあるときは桂枝茯苓丸加ヨクイニンというエキス剤もある。

この3つで、すべて有効というわけでもなく、他にも女性のための漢方はたくさんあって、ひとりひとりの体質をみて処方する必要がある。

普段は当帰芍薬散を飲んでいて、生理がはじまると桂枝茯苓丸に変更すると調子がよいと話されているママもいた。

自分にあった女性漢方を飲んでいると、ホルモンバランスが整えられて、もしかして、いやきっとアンチエイジングの効果もあるのではないかと思う。
まさに、女性こそ漢方!
もちろん、バランスのよい食事、運動、良質な睡眠あってのことだが。

Posted by さかざきひろみ at 18時39分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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