2018年12月13日(木)
お血 [漢方薬]
東洋医学では気血水がバランスよく巡っていると健康な身体であると考えられている。
気はエネルギー、「血」は血液、「水」は体液のこと。
以前「水」については、ブログにアップした。
今回は「血」の流れが悪くなる「お血」について。
お血とは血がドロドロでスムースに流れにくくなっている状態。
女性は特に月経があるので、男性に比べると「瘀血(おけつ)」が起きやすい。
月経に関するトラブル、冷えのぼせ、肩こり、冷え性、腰痛、便秘、頭痛、シミ(肝斑)など色々な症状がおきる。
しかし男性であっても、心臓や脳血管などの血管の病気や、腰痛、便秘にも関係している。さらに主人のように打撲して内出血、血腫ができているのもお血の状態。
そういえば整形外科の先生がぎっくり腰もお血とのこと。
慢性的にお血がある人は、舌や唇の色が暗紫色で、舌の裏側の舌下静脈が怒張している。
原因として、ストレス、暴飲暴食、糖分や脂肪分の取りすぎ、運動不足などは色々。
お血を治すための漢方薬は駆お血剤。
代表的なのは㉕桂枝茯苓丸
にきびや肝斑が気になる方には125桂枝茯苓丸加ヨクイニン
これは、化粧のりもよくなるそう。
便秘がひどいタイプには61桃核承気湯など。もちろん他にもたくさん。
ただ、漢方薬を効かせるには養生がとても大切。
バランスのよい食事、良質な睡眠、適度な運動は欠かせない。
特に食事、甘いもの冷たいもの脂っこいものをひかえないと、せっかく漢方薬を飲んでいてもなかなか効かない。
Posted by さかざきひろみ at 14時14分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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