2019年06月13日(木)
お昼休みに [クリニック情報]
クリニックでニキビのお勉強会。
中高生でニキビについて相談されることも多い。
西洋薬には色々あるけれど、抗生剤の塗り薬は結構耐性がでているそう。
12才以上で使用可能のベピオ、ディフェリンゲル、エピディオゲルについて。
ベピオは、毛穴のつまりを改善し、アクネ菌の増殖をおさえる。
ディフェリンゲルも毛穴のつまりを改善し微小なニキビにも作用し、ニキビができるのも抑制する。
エピディオゲルは上の二つの合剤。
お話しを聞いていると、これですべてのニキビが治りそう。
だけど、ニキビはこれだけでは、なかなか治らない。
ストレス、食べ物、睡眠、ホルモンバランスなど色々な原因がある。
そこで登場するのが漢方薬。
以前、松田先生に、赤ニキビは清上防風湯、青ニキビは桂枝茯苓丸、白にきびは当帰芍薬散と教えてもらった。
他にも、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎もあって、ニキビがひどくやや色黒のタイプには荊芥連翹湯、
胃腸が弱いタイプは六君子湯、
食べ過ぎで口回りにニキビがいっぱいできるタイプには半夏瀉心湯など、たくさんある。
その人によって漢方はかわる。
東洋医学には本治と標治ということばがある。
ニキビに例えると、ニキビそのものの症状に対する治療は標治その人の体質に合わせたものが本治になる。
西洋薬と漢方薬とうまく組み合わせたい。
あとは、食養生、睡眠。便秘も絶対治したい。
何でもほんとは生活習慣が一番、だけど改善するのは一番難しい。
Posted by さかざきひろみ at 20時52分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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