4/15で父は86才。
今は引退しているが、昨年4月まで医師としての仕事もしていた。
2011年に心筋梗塞も罹患したが、今はとても元気。
足腰も丈夫で、片足をあげて靴下を履いているのを見たときはびっくりした。

ただ、昨年秋ごろだったか、幻覚を見るようになった。
家にある鏡だとか、置物が人の顔にみえて、夜に子どもがやってきてにーっと笑うらしい。
本人は、幻覚だとちゃんと自覚しているが、時々物忘れもするようになった。これはと思って54抑肝散を処方。

抑肝散は、お子さんの夜泣きや発達障害、多動などに使うのだが、認知症に有効なのはとても有名で、薬理作用も解明されている。

父は、西洋医だったので、漢方なんてと信用していないのだが、母が「ひろみの愛情薬だから飲みなさい。」幻覚はそれほど軽快しないようだが、それ以上進行しなくなり、また抑肝散を飲むとよく眠れるようになった。
ただ、その後ずーっと家にいるせいが、なんだが元気がなく表情が乏しい。皆で遊びにいってもあまり話さない。

その時、たまたま父が以前から頑固な便秘で苦しんでいることを知った。色々な下剤を飲んだが、腹痛がひどいばかりで何時間もトイレで苦しんでいるらしい。
これこそ漢方の出番。
老人の便秘と言えば、126麻子仁丸。
これが劇的に効いた！
父がとても元気になって、表情も良くなった。もっと早く相談してくれてたらと思う。さすがの父も、実感したらしく「漢方は効くなあ」
実は、麻子仁丸は単なる便秘薬だけでなく、このなかには気のめぐりをよくする生薬も入っている。漢方は、主たる症状以外にも他も症状も良くしてくれることが多いのだ。

何年か前に、耳が聞こえにくい、腰痛があるときに老化予防の107牛車腎気丸を処方した。その時は、漢方なんて効くはずがないとあまり飲んでくれなかった。
飲むと尿がよくでるようになったので嫌だったらしい。漢方は未病を治すので、今思えば、もっと飲んでもらったらよかった。

私は小児科なので、両親病気を治すことはできないと思っていたが、漢方がとても役立った。
ほんとに漢方を勉強してよかった。

そして、今日は父のお誕生会。
やっぱり耳は遠そうだが、元気で笑ってよく食べる父をみると嬉しい。じいちゃん、お誕生日おめでとう。

暖かくなったので、チューリップがどんどん大きくなる。

こちらのは、お花のつぼみが。
もうすぐ、咲いた〜咲いた〜。

どこにどの球根を植えたが忘れてしまったが、いつのまにかムスカリのお花も咲いていた。
毎朝のお庭のお手入れがとても楽しみ。

そんな可愛いお花と比べて〜....。
結膜下出血。

実は時々なってしまうが、今回は結構ド派手。
左目の外が真っ赤っか。
原因も不明で、治療法もなく。自然治癒を待つばかり。
ママ達が「先生大丈夫ですか？」と心配して下さる。
でも、痛くもかゆくもなく全くの無症状。
皆様、ほんとに不気味なお目目でごめんなさい。
ただ、感染したりはしないので、ご安心ください。

今日はお天気がよく、主人とラン。まだと思ってた桜もわりと咲いていた。

美しい桜を観ながら走るのはとても心地よい。あっという間に時間がたつ。

桃の花も可愛い。主人はしきりに、桃の木のどこにあの大きな桃がなるのだろうと不思議がってた。

週末は、本当は沖縄に行く予定だった。色々事情があって、行けなくなって残念だったけど、今日もいいこといっぱいあった。桜は来週が満開、きっともっと素敵なはず。来週も大阪城ランできたらいいなあ。

先週は寒かったせいか、まだインフルエンザがなくならない。ＡもＢも。他には、ＲＳで生後2か月の赤ちゃんが入院したり。そういえば、最初に入院をお願いした病院は満床だった。春休みなのに寒い日が続いて体調を崩すお子さんが多いのかもしれない。

皆元気になって新学期を迎えることができますように。