また、O157が話題になっている。
集団発生だと、ニュースになるが、全国で散発例はたくさんある。

私が、はじめて経験したのは医師になって1年目の冬。
O157感染で、腎不全になって透析した5才の男の子。
ちょうど、1月でその患者さんのことで忙しかったときに昭和から平成になったのでよく覚えている。

その後勤務医になってからも、散発例を経験したが、何よりも堺の集団発生のときのことが忘れられない。多くのお子さんが入院されて、小児科病棟は、0157のお子さんでいっぱいになった。

激しい腹痛と鼻血のような下痢便がひどくて、みんなベッドで眠ることもできない。ポータブル便器の上にうずくまって仮眠をとるような状態だった。何とか楽にしてあげたいが、下痢をとめることはできない。
幸い、重症の患者さんも、透析することなく、皆元気に後遺症なく回復したのが何よりだった。

細菌性胃腸炎は、O157だけではない。
鶏肉によるキャンピロバクターも多い。
焼き鳥やさんで、鳥のたたきを食べるお子さんたちが結構いるのでびっくりした。

馬刺しを食べて、2才のお子さんがサルモネラの敗血症になり骨髄炎になったケースも経験した。9才のお子さんが卵かけご飯を食べてサルモネラによる急性脳症を発症した報告もある。

とにかく食中毒は予防が一番。
予防の三原則は、食中毒菌を「付けない、増やさない、殺す」。
調理の前には必ず手を洗い、
手指や調理器具を清潔に保ち、
食材は新鮮なものを選びよく加熱すること、
調理後食べるまでに長い時間をおかないこと
食品どうしで汚染をしないよう、調理器具の使い方にも注意。

そして、生卵、ユッケ、肉のたたき、生レバーなどの生ものはお子さんに食べさないほうがよい。できれば、大人の方も。
まだまだ、暑い日が続くので十分に注意してほしい。

軽井沢２日目、朝５時３０分起床。そして15ｋｍのラン。
御影用水路歩道沿い〜1000ｍ林道コース。

御影用水路

御影用水路は遠くに山もみえる。水沿いのランは快適。

浅間山麓の標高1000mの等高線に沿って横断するから「1000m林道」と呼ばれている。ここだけはアップダウンがない。しかし、それ以外は、上り坂も下り坂も。結構大変だが、気温の涼しさと空気の綺麗さに助けられた。

御影用水路の奥までいくと、鴨がいてパパは嬉しそう。「（鴨って）何考えてるんやろ。」とつぶやいていた。
特にこの逆立ちした姿がとても気に入って珍しくはしゃいでいた。結局、この用水路は３周。

やっとホテルに到着！

そして、ご褒美の美味しい朝食。

右上のプリンみたいのが、実は卵料理。これが、とっても美味で、忘れられない。

今回、北陸新幹線に初めて乗った。遅まきながら、このグランクラスというシートも初めて。リクライニングも45度、フットレストもあってほんとに快適。
しかし、帰りの北陸新幹線、５分も遅れた。東海道新幹線との乗り継ぎは、もともと８分だったが、３分に。

パパと二人、大きな荷物を抱えて、猛ダッシュ！駆け込んで新幹線に乗り込むとあと２分で出発とのアナウンス。何と１分で乗り継いだ。こんな時も私のほうが素早い。パパは私の後ろから必死についてきた。だけど、間に合ってよかった。普段から鍛えててよかった。

最後の猛ダッシュはおまけやったけど、２日間、いっぱい食べて、いっぱい走った。来年はせめて３日は旅行したいねと言うと、もう外来予約はいっていると.....。
また土日だけか.....。

ちなみに、これは横川駅の峠の釜めし。軽井沢駅に売っていた。北陸新幹線がないころ、軽井沢に行ったときに食べて美味しかったのを思い出した。よく軽井沢にゴルフにいってた父の好物でもある。父の喜ぶ顔が浮かんで、お土産に購入。
実家にもっていくと、父は覚えていた。何よりも嬉しかったなあ。

パパとの2日だけの夏休み。
久しぶりに軽井沢に太陽がでたらしい。

遠くに見えるのが浅間山。山の稜線がきれい。

碓氷峠

たまたま、乗ったタクシーの運転手さんがとても感じがよくて軽井沢を案内してもらった。
ここは雲場池。

池にうつる雲！

旧三笠ホテル

白糸の滝。マイナスイオンがすごい。空気が変わるのがわかる。

鬼押し出し園。私たちの歩くスピードに運転手さんもびっくり。30分かかるところを半分ほどで制覇。

旧軽井沢銀座、ハルニレテラス、石の教会などあちこちたくさん観光して、サンクチュアリヴィラへ。そういえば、たくさんの有名人の別荘もあった。


お部屋の窓から緑がいっぱい見える。
緑は癒しの色。

この空間が一番癒された。

パパは、やっぱりお仕事。私は久々にゆっくり。

ディナーは中華料理「翠陽」お庭が見えるテーブル。

中華料理っぽくなかったけど、どれもこれもとても美味しかった。最後のデザートは8種類。全部食べてみたかったけど、さすがに断念し、4つをチョイス。

たった1日だけど、いっぱい楽しめた。
明日は、高原ラン。
タクシーの運転手さんがおすすめコースを教えてくれた。
準備万端。