のどが痛いとき、西洋薬ではトローチや鎮痛剤。実は漢方薬にも色々な処方がある。もちろん、溶連菌感染症の場合は抗生剤が必要だが、漢方薬の併用もＯＫ。

ただのどが痛いだけ→138桔梗湯
扁桃腺が腫れて炎症が強い→109小柴胡湯桔梗石膏
冷えがあって少し鼻水もあり（のどチクの風邪）→127麻黄附子細辛湯

うちの娘は109番が大好き。
私も109番派。これを常備しているママもいる。
のどが痛くなったら手持ちの109番を飲んで軽快しないときだけ受診されている。

だけど、漢方薬の味が苦手の方もいる。
そんな時は、桔梗湯。これは、味が甘くてのみやすい。
桔梗と甘草という2つの生薬でできている。
生薬の数が少ないものは即効性がある。
桔梗には抗炎症・排膿・鎮痛作用があり、甘草は急迫症状を治す作用がある。
そのまま飲むよりも、お湯で溶かして冷ましてから、のどの痛いところにうがいしながら飲むとより効果的。
いわゆる「がらがらごっくん」
1日分をペットボトルの水500ｍｌに入れて、ちびちび飲むのもＯＫ。

外来では、インフルエンザはさらに減ってきた。
くしゃみ、鼻水、目がかゆいとお子さんもママも花粉症の症状が軒並み増えてきた。
抗アレルギー剤、点鼻点眼薬、漢方薬などあらゆる手をつかって、なんとか乗り切ってほしい。
あとは、ＲＳやロタウイルスなどのウイルス性胃腸炎が目立つ。今日は、春の陽気。
だけど、あさってからまた寒くなるらしい。
まだまだ、コートが必要かな。

今日は、夕方のワクチンセミナーまで時間があったので、クリニック周辺をランニング。

クリニックから靭公園まで3ｋｍぐらい。
公園内は、お子さん達でいっぱい。皆楽しそうや。
噂の噴水も初めてみた。

そこから、中の島方面まで走る。そのままクリニックまで直行すると10ｋｍ走れない。あちこち迂回して、最後はドームの周りを1周して帰院。
ジャスト10ｋｍ。ゆっくりペースで1時間08分。535ｋcal
寒くないし丁度よいランニング日和。

せっかく、走れるようになったのでこれからも維持したい。
今年も大阪マラソンって思ってたけど、その日はとても大切な用事ができたので断念。
だけど、ハーフマラソンぐらいどこかで走りたいなあ。

そして、夕方からはワクチンセミナー

まだワクチンができない新生児乳児早期の赤ちゃんを守るために、妊婦さんにワクチンというお話しは初めて効いた。
アジュバンドはちょっと難しい基礎の話。だけどこんなにも色々研究されていることがわかった。
中野先生のご講演はほんとにいつも惹き込まれる。渡航ワクチンは、国内で小児期にしっかり基礎免疫をつけておくことが一番大切は大前提だと言われていた。これから渡航する方も、訪日する方もどんどんふえる。海外にいくからと慌てるのではなく、日頃からワクチン接種を心がける、私達は勧奨することが何より大切だと感じた。

セミナーまで、30分ほど時間があって、心斎橋大丸から高島屋店へ移動になった知り合いのお店をのぞいてみた。赤のレースひらひらにまたまた「これ頂戴」
わずかなすきまの時間に出会えるから不思議。

今日は、暖かいけどかぜが強い。そして3月といえば、桃の節句。

クリニックにもおうちにもお雛様。

これは実家。

実は、私の真ん中の小さいお雛様だけが、見つからず、母が必死に探していた。なんか縁起が悪いという母に、「私の身代わりになってくれたのよ。」と話していた。
今日、実家に立ち寄ったら、見つかったとのこと。
なんと、横の大きなぼんぼりの中に入りこんでいたらしい。

お雛祭りには、お菓子も欠かせない。毎年恒例の、たねやさんのひなの節。
上品な福寿堂秀信のひなあられ。ほんとはここの上生菓子がよかったのだけど、売り切れ。

さらに、夕ご飯はちらし寿司に蛤のお吸い物。
3日だと、すでに売り切れているのが、今日なら大きな蛤を手に入れることができた。

そして、今日は、娘と素敵な場所へ。

あっという間に時間が過ぎる。