2018年06月03日(日)
おめでとう!! [漢方薬]
今日は、広瀬クリニック創立30周年記念祝賀会にお招きいただいた。
場所は、名古屋のホテルクラウンパレス知立。
広瀬クリニックは故広瀬滋之先生が平成元年に開院され、平成22年にいずみーるが継承。
ちょうど30年。光栄にも私の医師人生と同じ時間。
たくさんのお花と一緒にいずみーるがお出迎え。
お着物がとっても似合って素敵!よっ、ちーママ。
蘭子ちゃんの主賓の挨拶は、美しい祝辞でほんとに上品。
余興では3人で、漢方レディーススライドショー。
かおりんが一生懸命作ってくれた。
なのに、マイクを持つとつい笑いをとりたくなる。
私達の運命の出会いと、布教いや布漢活動&初心者の方へのナンパ術?
広瀬クリニックの門前薬局の社長さんの奥様と。
彼女は司会も担当されていて、実はLANIS(ラニズ)というお化粧品メーカーの社長さん。
ピンクのお洋服が可愛くて、どこのとお聞きしたらいっぱい教えて下さった。
私も買おっと。
そして、ミニコンサート。
いずみーるはバイオリンのみならずピアノまで。しかもお着物のまま。
もちろん、旦那様はトランペット。
スペシャルゲストのオペラ歌手の滝沢博さんと。
素晴らしい歌とピアノを披露して下さった。
広瀬先生のお孫ちゃんはうりふたつ。
眠くて泣いちゃったけど、お手て握った感じまで一緒。
メッチャ可愛い。いつかきっとお医者さん。
これはお土産。
そして会場のお花もおすそ分けして頂いた。
笑いあり涙ありの、心あたたまる会。
皆さん、広瀬先生の人としての素晴らしさといずみ先生の頑張りと優しさに感謝されていた。
こんな素敵な会に、呼んで頂いてほんまに幸せや。
広瀬先生の会で、漢方の素晴らしさを教えてもらって、そしてとっても素敵なメンバーと出会えた。ほんとにありがとうございます。
広瀬クリニックのますますのご繁栄を祈願して。
フレーフレーいずみーる&周平さん!
Posted by さかざきひろみ at 18時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年06月02日(土)
陰の人
朝、百合が咲いていた!
実はこれ、確か昨年に苗を買って植えたけど咲かなかった。
あーあと思ってほったらかしに。
その後、冬の間はどうなってたのかすっかり忘れてた。
5月ぐらいから、どんどん茎がのびるので、雑草かと思って、抜きかけたのだが、なんだか緑がきれいだったのでそのままに。
そしたら、つぼみが膨らんでゆりちゃんがでてきた
手をかけず、ほったらかし。
まるで、私の子育てと同じかもしれない。
外来でべったりしているママとお子さんをみて、腱鞘炎になるぐらいお子さんを抱っこしているママをみて、あー私ももっとべたべたしとけばよかったと今になって思う。
もっとかまってやったらよかったなあ。
甘やかしはよくないけど、いっぱい甘えさせてあげてほしい。子どもは、ほんとにあっという間に大きくなる。
この百合のお花をみて、蘭子ちゃんが
「菊作り 菊見る時は 陰の人っていう俳句を思い出しました」って。
私は、つい表の人になってしまう傾向にある。
「百合観るときは、陰の人」になれるかな??
Posted by さかざきひろみ at 07時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2018年05月29日(火)
いいとこ取り [漢方薬]
「先生、パパから電話です!」
時々、クリニックに電話がある。
何か大変なことがおこったのかと電話にでると、
「○○に効く漢方ってある?」
そう、彼は患者さんに漢方を使いたいとき、私に質問する。
パパの病院には、ちゃんと東洋医学科があって、めっちゃ専門の先生方がいっぱいいるのに.....。
「麦門冬湯飲んでも咳治れへんらしいけどなんかない?」
たいてい、西洋薬も山ほどのんで無効なので、これを処方したらしい。
私「どんな咳?」
パ「痰が絡んでだしにくいってゲホゲホしてる。」
私「咳したら胸痛い?」
パ「それはないって」
私「うーん、清肺湯だしてみたら」
先日、家にいるときに聞かれた症例は、
26才 女性
赤ちゃんのときに先天性心疾患の手術をして、ずっとパパが経過観察している方。
臥位になると胸に圧迫感があって、頭に血がのぼって、しんどすぎて眠れない。
起きているときは大丈夫だけど、夜横になって眠ることができない。
臥位の心電図では、2秒停止があり、心拍数30代。
これは、洞不全症候群でペースメーカーが必要とすぐに入院。しかし、トレッドミルをするとちゃんと心拍数は170に上昇する。寝ているとき以外は普通で元気とのこと。
そこで私に「心拍数が上がるいい漢方ない?」
さすがに、それは西洋薬の出番やんかというと、
こういう人に心拍数を上げる西洋薬を投与すると動悸がしてしまうらしい
それだけでは漢方はしぼれないので色々聞いたところ
痩せ型でメッチャ冷え性らしい。
心拍数を上げる生薬は麻黄が入っているもの、そして冷え性で虚証とくれば、まず思い浮かんだのは麻黄附子細辛湯。
こんな単純なことでいいのかと思ったが、これを飲んだらめっちゃ効いたらしい。
横になっても、苦しくなくて身体もポカポカしてよく眠れるとのこと。
良く効いたので私もびっくり。
この症状が出る前、仕事が忙しすぎて大変だったらしい。
それで、交感神経過緊張状態が続き、自律神経系が乱れて、徐脈になったというパパの意見。
それでも私の提案した漢方が良く効いてほんとによかった。
患者さんにも、とっても感謝されたらしい。
実は私のおかげなんやけどなあ。パパのいいとこ取りやわ。
自分で勉強するのは面倒らしい。
それでも、漢方が効いて元気になる人が増えて嬉しい。
私はもっと頑張って勉強しよう。
Posted by さかざきひろみ at 18時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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