2018年10月21日(日)

日本小児アレルギー学会 [学会]

今年は岡山で開催され、久しぶりに参加した。
場所は岡山コンベンションセンター。新幹線岡山駅からすぐでとっても便利なところ。

画像(135x180)・拡大画像(480x640)
画像(135x180)・拡大画像(480x640)

1日目は夕方に到着して、プリックテストと舌下免疫療法のハンズオンセミナー。
スギやダニのアレルギー性鼻炎に対して根本治療ができる可能性がある免疫療法。専門家の先生から詳しいお話しとその実際と聞くことができた。

2日目は、朝からいずみーると合流。

画像(137x180)・拡大画像(490x640)

そして、今回学会でノーベル賞を受賞された本庶佑先生のご講演「がんを免疫力で治す」を聞くことができた。
しかも場所取りが成功し、関係者席の2つ後ろ。

ノーベル賞を受賞された方なので、内容は難しいのかなと思っていたが、私でも理解できるほどわかりやすくお話しして下さった。


個人の免疫力に働きかけ、がんを消滅させる薬。
認可までのご苦労や、今も色々な可能性を考え研究を続けられている。
本庶先生の素晴らしい人間力、素敵さにすっかり魅せられてしまった。
ほんとにかっこいい。

画像(149x180)・拡大画像(532x640)
画像(180x180)・拡大画像(640x640)

本庶先生のお話しで、もう満足しきった私達。
ランチョンのあと後楽園へ。

お天気がとってもよくって、緑が綺麗。

画像(180x135)・拡大画像(640x480)
画像(180x142)・拡大画像(640x505)

カメラマンいずみーる。
彼女の撮る写真はいつも素敵。

画像(135x180)・拡大画像(480x640)
画像(240x180)・拡大画像(640x480)

後楽園の緑を満喫したあとは夢路郷土美術館へ。
夢二式美人がいっぱい。美人がうつりますように。

おとなりの「art café 夢二」で楽しいティータイム。

画像(155x180)・拡大画像(553x640)

夢二郷土美術館

画像(177x240)・拡大画像(473x640)

たくさん勉強して、楽しくて感動した学会やった。
いずみーる、一緒に遊んでくれてありがとう。
もちろん、岡山ランも満喫!

Posted by さかざきひろみ at 18時44分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年10月18日(木)

三種混合ワクチン [クリニック情報]

相変わらず、外来では咳をする人が多い。
はじめて喘息が出るお子さんもいる。
RSも多いが、陰性なのに喘鳴がひどいタイプもある。
そんな中、結構百日咳が見つかったりする。

今日も理事会で、百日咳がとても多いと話されている先生もいた。

LAMP法といって、鼻の奥に綿棒を入れて検査する方法が保険適応になったので、よく診断されるようになったのだろう。

ただ、インフルエンザみたいに鼻の奥をぐりぐりするので、お子さんにはちょっと辛い検査。
それでも、百日咳発症の早期に診断できる。

以前にもブログにアップしたが、赤ちゃんの時に四種混合や三種混合(DPT)ワクチンを4回接種していても5-6才ぐらいになると免疫が下がってくる。
そのため、任意接種で費用がかかる(当院で3500円)が、年長さんでの追加接種をお勧めしている。さらに、DT接種で来院された11-12才の方も、費用がかかるがDPT接種の方がよい。

現在インフルエンザワクチンで、小学生や中学生の受診も多い。ほとんどの方は百日咳の免疫が低下しているはず。
三種混合とインフルエンザワクチンの同時接種もできるので、是非ご相談下さいね。
また、母子手帳と一緒に予防接種手帳を持っていたら、忘れている定期接種ワクチンも一緒にできますよ。

なんと、大阪府の南河内郡河南町では、百日咳の予防を目的に、年長さんと二種混合(DT)ワクチン2期未接種者を対象に、DPTワクチンを接種する際の費用助成を開始したらしい。 全国の自治体では初めての取り組みとのこと。

大阪市はたぶん無理かなあ。

「お知らせ」
明日10/19(金)午後は休診になります。
ご迷惑をおかけしますが宜しくお願い致します。

Posted by さかざきひろみ at 19時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2018年10月16日(火)

じーじにも漢方 [漢方薬]

昨年、すこしボケはじめた父は、抑肝散とアリセプトで復活。

画像(72x106)
画像(69x101)・拡大画像(143x205)

さすがに、87才で物忘れがあったり、思い出せないこともあるが、変なことを言わなくなったし幻覚もあまりみなくなった。また、長年悩んでいた便秘も麻子仁丸が著効した。
現役のころ漢方なんて信用してなかった父が、「漢方って効くんやな。」

そんなとき、今度は腰痛がひどい。
しかも足がしびれてとても辛そう。
総合病院の整形外科で色々精査したが、結局、「年だからしかたない。」と湿布と痛みどめが処方された。
痛いときは安静にしてください、痛みどめと湿布は整形外科の定番処方だ。
腰痛は悩ましいが、そんなもんで絶対治らない。

私は新見先生の講演で腰痛やしびれの漢方薬について教えてもらっていた。
腰痛+しびれは牛車腎気丸、腰痛+冷えは当帰四逆加呉茱萸生姜湯、運動しすぎての腰痛は疎経活血湯。もちろんこれが効かない場合もあるが、とにかく何とかしてあげたかった。

父は高齢でしびれもあるので牛車腎気丸+附子末にしてみた。

画像(81x123)
画像(135x96)・拡大画像(219x156)

この附子というのは、実はトリカブト。
猛毒のイメージがあるのだが、きちんと加工されて減毒されているので用法用量を守れば問題ない。
附子末は、新陳代謝をよくして体を温めてくれる。強力な痛みどめ。

1日量1.5gだが、症状をみてすこしずつ増やすこともできる。新見先生は症状をゆっくりをみて6gぐらいまでは大丈夫と話されていたのだが、とりあえず父には最初1.5g分3。
もし痛みが残るなら3gまでのんでいいよと説明していた。すると不思議、附子末を飲むと痛みがましになると。1日4-5回飲むので良くなったらしい。

父曰く「これ(附子末)がよく効く!」
牛車腎気丸を飲み忘れていたようだが、一緒に飲んだほうが効果的だよと説明した。それで2週間ほどしたら、すっかり痛みはましになって、すたすた歩けるようになった。
あんなに辛そうだったのに。ほんまによかった。

父には抑肝散は頭をよくする薬、牛車腎気丸は足腰を丈夫にする薬、附子末は痛み止め、麻子仁丸は便を出す薬と話すと、「そうかそうか」ととても喜んでいる。
そして、ちょっと諦めていた百合の結婚式の出席をとても楽しみにしているよう。
ニコニコしている父の顔を見ると、ほんとに嬉しい。

漢方薬が父の役に立ってほんとによかった。
知っててよかった、勉強してよかった〜。

Posted by さかざきひろみ at 18時33分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 4 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

10

2018


  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.