2019年03月02日(土)
3月 [クリニック情報]
あっという間に3月。
今日は暖かい。
外来では、目がかゆい、くしゃみ、鼻水などの花粉症の方が多い。
花粉症は目や鼻だけでなく、咳がでる、のどがイガイガ、顔の湿疹など色々な症状がでる。
抗アレルギー剤、漢方薬、点眼薬、点鼻薬など色々総動員して治療にあたる。
軽い症状なら、まだいいけど、
目がパンパン、鼻がつまってもがき苦しむひとには
「㉘越婢加朮湯」が良く効く。
こなぐすりいやや〜といっていた女の子。
でも彼女は鼻が詰まってしにそう〜と。
絶対よくなるからとその場で㉘番飲んでもらった。
水をさきに含んで漢方を飲む方法で飲ませてあげた。
それでも、「わっきたきたっ、にがーい」と言っていたが、
2-3分して
「あれ、なんか鼻づまりましや、目もあくわ」と
たしかに、浮腫んでいたお目目がぱっちり、べっぴんさんに。
㉘越婢加朮湯はとっても即効性がある。とっても激しい症状のときはぜひお勧めしたい。ただ、このくすり麻黄という生薬が一番多く入っているので、体力のない虚弱な方は飲めないので注意。漢方薬もちゃんと診察して、その人にあったものを処方する必要がある。
そして、ひどいスギ花粉症の方は、6月になったら是非ともスギの舌下免疫療法を。
あとは、なぜか南港方面でインフルエンザAがまた流行中。
港区でもパラパラ。
さらにマイコプラズマ感染症、ヒトメタニュウモ感染症も増えている。
寒暖差で、体調を崩してじんましんが出るお子さんもいる。
まだまだ小児科外来はもりだくさん。
Posted by さかざきひろみ at 21時23分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年02月26日(火)
ネット予約 [クリニック情報]
美容院、クリニックなど予約はネットが便利。
私自身が、電話で予約をとるのはおっくう。
こちらが電話しても、話し中だったり、営業時間外だったり。
それで、うちも診察予約はネットにしていた。
ただ、ワクチンは種類がありすぎて、間隔とか時期とかネットでは難しいのではないかと、ずっと電話予約のみだった。
しかし、最近のワクチン予約システムは色々かしこい。
先日のワクチンセミナーでも、どこもワクチンはネット予約。電話は当院だけだった。
さらに、受付スタッフはワクチンの予約が入るとそれにかなり時間をとられる。
また、ワクチンの本数などもノートでいちいち数えるので煩雑。
そして、やっと当院も3月1日よりワクチン、乳児健診のネット予約開始できることになった。
システムはインフルエンザ予約の会社と同じなので、すでに利用されている方はわかりやすいのではないかと思う。
空きがあれば、前日まで予約できる。
(ただし、メナクトラ、A型肝炎、子宮頸がん予防ワクチンは在庫に限りがるので、1週間前まで)
予約できる時間は、
予防接種・乳児健診時間帯
月.水・金 13:50〜15:00
この時間は予防接種と乳児健診の方のみなので、小さいお子さんはこの時間帯での接種をお勧めします。また、乳児健診はこの時間帯のみです。
一般診療時間帯(ネット予約のみ)
火・木・土 8:50
水・金 8:50 15:00〜17:00
この時間帯は一般外来と一緒になので、風邪のお子さんと一緒になる可能性があります。また、待ち時間が長くなることもありますのでご了承下さい。
いずれは、すべてネット予約の予定ですが、まだ戸惑われる方も多いかと思うので、予防接種の時間帯(月・水・金 13:50〜15:00)はネットと電話の両方で予約できます。
ご予約はこちらから
母子手帳・予防接種手帳がないと、予約されても、当日接種できないので、忘れないでね。
Posted by さかざきひろみ at 17時50分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年02月24日(日)
2回接種!
大阪で、さらに麻しん(はしか)が増えている。
三重をぬいてトップに。(詳しくはこちら)
そして、とうとう近くの小学校でも発生。
今の小学生は、基本2回接種しているので、その中で感染がおきても大規模な流行にはならないはず。
心配なのは、1回接種世代の学校の先生や、ワクチンを全くしていないお子さん。
ワクチンをしない主義の方には、いつもワクチンの大切さをお話しする。それで、接種してくださる方もいる。
しかし、どうしても理解してもらえない場合もある。
せめて、周りの皆さんのために麻しんだけでもとお話ししているのだが....。
2017年の関空での大流行、昨年の沖縄での大流行のときに、ワクチンを1回しかしてない世代は、みなさん接種しているかとおもったが、そうではなかった。
門前薬局の方にお声がけしたところ、まだ1回接種の方がたくさんでびっくり。すぐに皆さんに接種。
麻しんの予防にはワクチンの2回接種が一番。
今回それでも感染している例が報告されているが、非常に軽症。何より2回接種した人が感染しても、他にうつした事例は確認されていない。
たとえば、お父さん、お母さんが麻しんにかかっても、ワクチンを2回接種していたら、お子さんにうつす可能性は低い。
2000年4月1日以降に生まれた方で、1回接種の方は、ぜひとも2回目のMRワクチンの接種をお勧めしたい。
麻しんは本当に怖い病気。
有効な治療法はなく、1000人に1人が命を落とす可能性がある。なんとしてでも、流行をくいとめたい。
Posted by さかざきひろみ at 15時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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