2019年08月08日(木)
外来状況 [クリニック情報]
毎日、暑いね。37℃って体温やん。
先日静岡に行って新幹線を下りたとき、
「なんて涼しい!大阪と全然ちゃう」
静岡の気温は31℃だが、めちゃくちゃ涼しく感じた。
しかし、地元の人たちは
「暑いから今年は大変です」と。「大阪は37℃なので、ここは涼しく感じます」とお話しするとびっくりされていた。
大阪は人も熱いから、よけい熱く感じる。
そんな、熱い中も、ママは汗だくでお子さんを連れてきてくださる。来院してすぐ熱をはかると38℃になることも。
だっこひものなかで、当然体温は上がってしまう。
クリニックは私にとって冷蔵庫のようになっているが、ママ達に少しでも涼を感じて頂けたらと思う。
ちょっとRSウイルスが増えているのが気になる。
あとは夏風邪。1日で解熱する場合もあれば4-5日続くことももある。
夏休みなので、舌下免疫療法を始めるお子さんも多い。
一時シダキュアが品薄という情報がでたが、なんとか大丈夫そう。
台風もいっぱいきているけど、何とかこの暑さを乗り切りたい。
よく、「クーラーは何度ぐらいがいいですか?」と聞かれるのだけど、いつも「ママが快適な温度でいいよ」とお答えしている。クーラーつけているとどうしても咳がでたりするけど、ないと熱中症になってしまう。お子さんのほうが暑がり。我慢しないで、クーラーも上手に使ってね。
Posted by さかざきひろみ at 20時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年08月06日(火)
いつから? [漢方薬]
ある日の外来、熱中症予防に五苓散を処方したときのママとの会話。
私:「五苓散って、他にも色々効くねん。
急性胃腸炎にもいいし、雨降り前の頭痛、乗り物酔い、飛行機の離着陸時の耳痛なんかも効くの。実は二日酔い予防にも...」
ママ:「えーすごい、知らんかった。そんな薬、いつからあったんですか?」
私:「1800年前から」
ママ「………….」
私が冗談をいっているようにみえるけど、これは本当のこと。
漢方薬のバイブルである、傷寒論、金匱要略は、1800年前に中国の後漢の時代に作られた。
日本はこのころ弥生時代。
この時代にできた薬は他には、葛根湯、麻黄湯、小建中湯、甘麦大棗湯など色々たくさん。
1800年前の人の知恵で、作られた薬が今でも飲まれているのはほんとにすごい。
ちなみに、補中益気湯は宋の時代、西暦1200年ごろ、800年前。
抑肝散は明の時代、西暦1500年ごろ、500年前ぐらい。
あと、小柴胡湯は1800年前だけど、小柴胡湯加桔梗石膏は、江戸時代に日本で作られた。
江戸時代に、日本人の知恵で、日本人向けに色々作られているのも多い。
古典は苦手なのだけど、こうやって漢方薬の歴史を考えると色々知りたくなってくる。
ちゃんと勉強しなくては。
Posted by さかざきひろみ at 18時40分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年08月04日(日)
静岡・こども漢方セミナー [漢方薬]
2日目は、朝5時に起床。
「走ろう!」やっぱり私は元気だ。
海岸線を走っていたら、うすく富士山が.....。
こんなちょっとでもメッチャ嬉しい。
ランのあとは朝風呂。
今度は、愛鷹の湯で岩露天風呂。また富士の湯とは違った趣き。
そして、朝ごはん。
あじの干物が美味しすぎる。
おなかいっぱいでさらにパワーアップし、講演会場へ。
今回、3時間講演。1人でこんなに長いのは初めて。
スライドは169枚。
いつもの私のペースだと時間があまるはず。
だが、ぴったりの時間。
色々話していると、テンションがどんどん上がり、たくさんアドリブを思いつく。
皆さんが、一生懸命聴いて下さって、たくさん笑って下さって、逆に元気をもらった。
皆様、長い時間ありがとうございました。
そして、質問のときには、「とってもインパクトの強い。むしろディープインパクトな先生」と最高の褒め言葉を頂いた。めっちゃ嬉しい!
いつも楽しく講演させてもらって、ほんとに幸せだ。
私自身もたくさん勉強になる。
ひとりでも多くの先生が漢方使ってくれたら本望やわ。
そしてパパへのお土産は、うなぎのお弁当と籠清のかまぼこ。お留守番ご苦労様。
今度は、冬にパパと一緒に松濤館に行きたいなあ。
Posted by さかざきひろみ at 18時52分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】