2020年02月09日(日)
やっぱり風邪には漢方薬 [漢方薬]
土曜日の診療中、パパから電話が
「百合が熱ある。早く帰ってきて」
娘が、金曜日からうちに帰ってきていた。
朝6時30分ごろに会った時は普通やったのに。
そのあと急に発熱したらしい。
そんな、大人が熱でたぐらいで、電話なんて、大げさな。
実は、パパは研究会があって、昼から外出しないといけない。孫っぴの面倒を見るために早く帰ってきてほしいらしい。
帰宅すると、パパと母が孫っぴと遊んでいた。
娘は2階で寝ていたのだが、すでに、解熱し汗をじとっとかいていた。
娘曰く、
「パパがP五苓散と@葛根湯くれた。10分たってもよくならないから㉗麻黄湯も持ってきてくれた。@葛根湯飲んだばっかりなのに㉗麻黄湯飲んでもいいか不安やったけど飲んだ」とのこと。
まあ、熱がでてすぐで汗をかいていないとき@葛根湯を2包飲むこともあるし、ひどい症状なら㉗麻黄湯と㉘越婢加朮湯を飲むこともあるので、だめではない。
おかげで彼女はすでに汗をかいている。
何よりも一番にP五苓散を飲んだというのはとってもよい。
パパも案外、漢方のことわかってるやん。
汗をかいたので、この後はI柴胡桂枝湯でいいのだが、
早く治そうと@葛根湯+109小柴胡湯桔梗石膏にした。
これは柴葛解肌湯 (さいかつげきとう)という処方になる。
昔スペイン風邪が流行した際、初期から高熱を出すものに柴葛解肌湯を処方して多くの人を助けたらしい。
葛根湯はかぜの初期の薬、小柴胡湯桔梗石膏は亜急性期の薬、これらを組み合わせることによって、初期から一気に身体の中まで炎症をおこすような強いウイルスに有効。
夕方、娘はとっても元気に。
やっと、ご飯も食べることができた。
念のためインフルエンザの検査をしたが陰性。
もう検査なんかいいやんって言ったのだが、もしインフルエンザやったら、旦那様にうつしたくないから家に帰らないと。陰性やったら帰るらしい。
それはともかく、今度は小柴胡湯桔梗石膏だけ内服。
漢方で半日でウイルス撃退。
まあ、もしかして今後孫っぴが熱がでるかもしれない。
そのときは、すぐに㉗麻黄湯。
6.5kgなので、1日で2/3包の量でいいよと教えておいた。
娘が元気になって、ほっとした後、今後はパパが心房細動。
金曜日に抜釘したところ。彼は働きすぎだ。
夜も遅いし、休みの日は学会やら研究会でずっといない。
自宅にいても、早く寝なさいといっても深夜まで仕事している。
私の言う通りにしないので自業自得。
12時間以上続いていたので、明日働くためにはカウンターショックしかないと、病院に行こうとしたところ、やっと軽快。明日も彼は当直。だれかに変わってもらったらと言ったのだが、やれると。もう少し仕事をセーブして、身体をいたわるべきやと思う。
孫っぴは寝返りしながら移動する。
いつもマットからはみ出るので、他のマットやタオルを併用。そして、さんざん遊んで気がついたらお昼寝中。
Posted by さかざきひろみ at 16時27分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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