さかざＫＩＤＳブログ

昨日はお熱のお子さんも多かったけど、今日は少ない。
新型コロナの患者さんは、とっても減った。

今、多いのは手足口病。
これは、手のひら、足の裏、口の中に発疹ができるウイルス感染症。足の裏だけでなく、膝や太もも、おしりにもでることがある。
原因は、コクサッキーウイルスやエンテロウイルス。
色々種類があるので、何度でも罹る。
潜伏期間は３−５日ぐらい。

症状で一番困るのは、口の粘膜に水疱ができるので、のどがめっちゃ痛い。痛くて飲めなかったり食べれなかったりすることもある。
お熱は出る場合とでないこともある。人によって症状が様々。

外来でも、お熱はなく、手足に発疹がでて来院される人。
高熱のみで、来院される人。
　熱がでてすぐだと、口の中の水疱や手足の発疹がまだ出現せず、判断できないこともある。翌日になって発疹がでてきて手足口病と診断。
　
大抵お熱は１−２日だけど、お熱が４日続いて、５日目に手足に発疹がでたお子さんもいた。

ただ、診断しても手足口病には特別な治療方法はない。
お口が痛い間は、食事に気をつけて、のどごしが良いものをとったほうがよい。
噛まずに飲み込めるもの、ゼリー、プリン、アイス、とうふ、冷めたおじやなど。水分もごくごく飲むのは痛いので、スプーンで少しずつ。オレンジジュースはしみるよう。牛乳やカルピスウオーター麦茶などが飲めたというお子さんが多い。

解熱して、いつもどおりに食事がとれたら登園できる。
食事がとれない場合や、手足の水疱がひどくてじゅくじゅくになっているときは、ましになるまでお休み。
口の痛みよりも食欲が勝つお子さんは早く登園できるが、少しでも口が痛いと全く食べないお子さんは時間がかかる。