2026年08月06日(木)
朝起きれない
思春期のお子さんたちで、「朝起きれない」と相談されることがよくある。
原因は、起立性調節障害((orthostatic dysregulation: OD)、睡眠リズム覚醒障害、心理社会的問題、神経発達症など様々な要因がある。また原因は一つではなく、重複していることも多い。
その中で、有名なのがOD
ODは自律神経の働きが悪くなり、立ち上がったときに身体や脳への血流が低下してしまう。
そのため、朝になかなか起きることが出来ない、立ちくらみ・めまい・頭痛・吐き気・腹痛など、さまざまな症状が起きる。
特に午前中は体調が悪く、午後からは元気になることが多い。
現在、中学生の約10%がODといわれている。
ODは、まず問診で症状を確認し、他の病気がないかを調べたうえで、新起立試験という検査で診断する。
新起立試験とは、横になった状態から立ち上がったときに、血圧や脈拍がどのように変化するかを連続して測定する検査。
当院でも最近、OD検査モード付き自動血圧計を導入した。
検査は、
血圧計をつけたまま、ベッドで約10分間安静にして、そのときの血圧と脈拍を測定。
起立してもらってか10分間、1分ごとに血圧と脈拍を測定。
同時に、めまいや気分不快などの症状の有無を確認
これによって・起立直後性低血圧・体位性頻脈症候群などの病型も診断できる。
ただ、この検査は午後にすると正常になることが多いため、午前中に行う必要がある。
ODの方では、立ち上がったときに次のような変化がみられる。
• 血圧の低下 — 立ち上がった直後に血圧が大きく下がる
• 脈拍の増加 — 体が血流を補おうとして脈拍が異常に増える
• 回復の遅れ — 血圧や脈拍が元の状態に戻るまで時間がかかる
この機器で、こうした変化を自動的に確認することができる。
Posted by さかざきひろみ at 19時01分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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