2026年09月03日(木)
休みあけの体調不良
今週は、夏休み中は元気に過ごしていたのに、新学期が始まってから体調を崩して来院するお子さんが目立った。
特に思春期のお子さんたち。
夏休みは時間に余裕があるため、どうしても夜更かしをして、朝は遅くまで寝るという生活になりがち。
好きな時間に寝て、好きな時間に起きる。スマホやゲームも好きなだけできる。子どもにとっては、まさに「パラダイス」。
ところが、こうした生活が続くと、いざ新学期が始まったときに、朝起きられない、体がだるい、頭が痛い、気分が悪いなど、さまざまな体調不良が出てくる。
また、夏休み中に自宅で過ごす時間が長く、あまり体を動かさなかった場合は、運動不足によって体力が落ちる。いわゆる「デコンディショニング」と呼ばれる状態になる。
長い休みのあとに、急に学校生活のリズムに戻すのは、子どもの体にとって意外と大きな負担になる。
新学期の体調不良には、生活リズムの乱れだけでなく、「学校が始まることへの不安と緊張」も関係している。
夏休みの間は、家庭という安心できる環境で、ゆっくり過ごすことができる。ところが新学期になると、朝早く起きて学校へ行き、勉強や友人関係など、再び緊張感のある学校生活に戻らなければならない。
「また学校が始まるのか」「ちゃんと学校に行けるかな」など、本人が気づかないうちに不安やストレスを感じていることも多い。
そのため、新学期の体調不良には、生活面と心理面の両方からのサポートが大切。
生活面では、まず睡眠を整えることが重要。
必要な睡眠時間の目安は、
6〜13歳:9〜11時間
14〜17歳:8〜10時間 とされている。
しかし、実際には十分に睡眠をとっているお子さんはとても少ない。
せめて、朝起きたら日光を浴びること、朝ごはんを食べることだけでも、できたらと思う。
「早く寝たほうがいい」「寝る前はスマホを控えたほうがいい」と分かっていても、長い休みのあとに、すぐ生活を変えるのはなかなか難しい。
無理に一気に変えようとせず、寝る時間や起きる時間を少しずつ戻していくなど、時間をかけて焦らず整えていくことが大切だと思う。
また、生活リズムを整えるだけでなく、学校生活への不安やストレスにも目を向ける必要がある。
家族や信用できる大人が、本人とたくさん会話して、本人の気持ちを聞きながら、安心して過ごせる環境をつくっていけたらと思う。
Posted by さかざきひろみ at 19時17分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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