2026年09月06日(日)
鉄が足りない
体調不良を訴えて受診される場合に、鉄欠乏性貧血が見つかることが多い。
その中でも、ヘモグロビンが正常でも、フェリチン(貯蔵鉄)や鉄飽和率が低いことで鉄欠乏が見つかるケースがある。
つまり、“隠れ鉄欠乏”の状態。
このような場合、詳しい採血をしないと鉄欠乏が見逃されてしまう。
フェリチン低下は「貧血の前段階」
鉄欠乏は次の順番で進む。
1. フェリチンが低下(鉄の貯金が減る)
2. 鉄飽和率が低下(運搬できる鉄が減る)
3. ヘモグロビンが低下(貧血として表面化)
鉄欠乏で起こる症状
疲れやすい、だるい、集中できない
睡眠不足、めまい、頭痛
氷を食べる、足を痛がる(むずむず足症候群)
成長痛と言われていたお子さんが実はフェリチンが低いことが多い。ほとんどが、鉄を内服すると足の痛みは軽快する。
成長期の子どもはフェリチンが下がりやすいので要注意
• 乳児期:急速な成長で鉄需要が増える
• 思春期:身長・筋肉量の増加、月経開始
• スポーツをする場合は特に鉄需要が増える
(特に陸上・サッカー・バスケなど走る競技)
(足裏の衝撃で赤血球が壊れやすい(溶血),筋肉修復に鉄が使われる)
鉄の必要量は、
成人男性で1日7〜7.5mg
成人女性で月経のある方は、10.5mg ない人は6-6.5mg。
妊娠中はさらに+2.5mg〜9.5mgの増量。
授乳期は+2.5mg。
お子さんは 6M-2歳 4.5mg
3-7歳 5.5mg
8-10歳 7.5mg
10-11歳 8.5mg 月経アリで10mg
12-17歳の思春期には10mg
だけど、スポーツしている方はもっとたくさん必要。
鉄欠乏の予防には、バランスのよい食事が大切だが、
何を食べたらよいのかは次回に。
Posted by さかざきひろみ at 16時47分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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