2019年06月06日(木)

3点セット

最近ちょっと気になるのはお子さんの姿勢。

診察室の椅子に座るのに、座骨の後ろの方ですわり、猫背になっている。本当は座骨のうえに座るのが正解。そして、できたら足は揃えたい。
外来で姿勢治そうといって、ちょっと矯正してあげると、皆ちゃんとできる。ただ、すぐに「しんどいわ」といって、もとの悪い姿勢に。

ゲームや勉強ばかりで運動しないことが多いので、どうしても@猫背A顎出しB腹突き出しの3点セット。腹筋や背筋が弱いため、きれいな姿勢を保持するのが難しい。

たしかに、電車の中の大人もほとんどが、この3点セット、さらにスマホ。頭痛、肩こり、腰痛、肥満の原因はここにあるなあ。さらに足を組んでいる、または大股びらき。

足の筋力がないから、足を組んでしまう。加圧のトレーナーから、足を組むのは、絶対やめてねと教えてもらった。
座るときは大腿をくっつける。ちゃんと座るには腹筋も必要。座骨で座って、足をそろえる。わざわざ運動しなくても、ちゃんとトレーニング。

歩くとき、立っているときも姿勢を意識したい。

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子どもロコモ読本より

大人になってしまうと、体も堅くなっているし、よほど努力しないと、なかなか姿勢は治らない。
できたら、お子さんのうちに正しい姿勢を教えてあげたい。
少しの時間だけでも、姿勢を意識できたらいいね。

Posted by さかざきひろみ at 20時51分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2019年06月04日(火)

夏にむけて [おうち]

2週間かけて、やっとお庭のお花の入れ替え。
5月下旬になると、ビオラやパンジーが元気がなくなって、
夏のお花にチェンジ

第一弾で購入したお花たち

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1週間後、これが第2弾

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ベゴニア、ジニア、ペンタス、マリーゴールド、サフィニア、日日草。
大好きなポーラチュカはまだ可愛いのは売ってなくて、第3弾へ。

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ここは、ハーブコーナー。

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良い香り。
苗で購入したローズマリーやユーカリ、ラベンダーが大きくなった。ミントは相変わらず成長がすごい。

庭の土と格闘していると、たくさんのミミズさんに出会う。
土をよくしてくれてありがとうとお礼。

夏らしい元気な色、素敵な香り。
時間がなくても、休みの日に1時間ずつ。
お花を見ると心が和やかになる。
どんなに忙しくてもガーデニングはやめられない。

Posted by さかざきひろみ at 18時47分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2019年06月02日(日)

いつまでも笑っていて

認知症だけど、ずっと落ち着いていた父。
それが、4月中旬に急に壊れた。
突然暴れて、家中の物を壊し、ガレージの柵も外して投げた。風呂のドアも壊した。
私は診療中で、すぐに駆けつけることができなかった。
自宅に行った時は、すでに落ち着いてが、母のことが許せないと。認知症の人は、一番身近で世話をしてくれた人を敵と思って攻撃することがよくあるそう。
妄想で母の姿をみたら、急に怒り出す。
暴れ方がひどいので、医療保護入院が必要で入院になった。
受け入れ病院を探すのもほんとに大変やったらしい。

花見に行こうと妹と二人で連れ出し病院に連れて行った。
入院はいややと暴れるかなと思ったが、その後はずっと静かで大人しい。だけど、母には会いたくないし、許せない。なぜか離婚を決めたと言い張っていた。
認知症病棟は、入口も鍵がかかっていて、皆うつろな顔して座っている。父をこんなところに入れてしまった、自分に嫌悪感。
すべてを捨てて父を看護したいと思ったが、やはり私は冷たい人間。自分のことが大切なのだ。
病院で、何かあっても蘇生しない、暴れたら拘束してもよいという同意書に平気でサインできた。

こういうところで落ち着いて、退院できるのは2-3か月かかるってケースワーカーさんに言われた。仕方ないってわかっているが、医師でもあった偉大な父がこんな姿になって、ほんとに可哀想で。とても辛く、新見先生の「死ぬならボケよりがんがいい」って本があるのだが、その気持ちが初めてわかった。

私は仕方ないと諦めてたが、妹は「早くここから出してあげたい」と主治医に話してくれたり施設を探してくれたり。
おかげで、2週間ほどで自宅近くの施設に入れることになった。ほんとに妹のおかげや。確かに、病院は遠かったので面会に行くのも大変やった。

施設は病院とは違って、とても綺麗。
お部屋も明るい。
介護の方たちはとても親切で良い方ばかり。
だけど、やっぱり母には会いたくないって。
場所は自宅から近くなったが、認知がどんどん進んでいく父にあうとやはり辛い。それでも、私や妹のことはわかるので、二人で交代して毎日会いに行った。
父が落ち着いていたら嬉しいし、ぼーっとしていたら悲しい。

きっと、人は両親の介護のストレスで、心身ともやられてしまうのだろう。私は、多分客観的に見ているところがあるし、守るべきものがたくさんある。そして、きっと心が冷たいのだろう。心身のバランスを崩さずに毎日を過ごしている。学会や旅行にも普通にいって楽しめる。

施設に入って、1ヵ月。
少し落ち着いたので、思い切って今日、母を連れて行った。
もし、父が暴れたらすぐに離れたらいいと思った。
しかし、父は母を見るなり、
「どこへ行ってたんや。ひとりで大変やったやろう」と
母の手を握って抱きしめたのだ。
父もいつもよりしっかりして、いい表情。
妹と二人とても感動した。

だけど、このままが続くとは思えない。
また悪いときもあるし、いいときもあるだろう。
それを受け止めながら、見守っていきたい。

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これは、父が病院に入院していた時、外出許可をもらって、カフェに行った時の写真。
美味しいコーヒーとスイーツで父も嬉しそう。
一緒にピースしようと言ったのだが、できなかった。
今も、ほとんどいつも無欲状顔貌で無表情。だけどたまに笑ってくれる。
今日も、すこし笑ってくれた。
母にも会えたし、父が、少しでも笑ってくれる時間が増えますように。

Posted by さかざきひろみ at 17時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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