2019年06月16日(日)

父の日

今日は父の日。

父の施設でお昼にイベントがあったので、妹と一緒に参加した。

画像(180x135)・拡大画像(640x480)
画像(240x180)・拡大画像(640x480)

時々、父の食事の時にいくのだけど、ほんとに食べるのが早い。スプーンで食べたほうが、食べやすいのに、一生懸命お箸で食べている。いっぱいこぼしながらだけど必死に食べる父をみて、なんか悲しくなったこともあった。

しかし、今日は美味しい美味しいと、とても嬉しそう。

なぜか、私にもスプーンですくって食べさせてくれた。
父に食べさせてもらうなんて、記憶にはない。

おなかいっぱいのあとは、3人で近くの公園へ。

画像(228x240)・拡大画像(608x640)

父が笑っている。
しかも、できなかったピースもできた。
今日は調子が良さそう。

だけど、夜には幻覚をみて、徘徊することもあるそう。

今の施設はほんとによいところ。
しかし、これ以上認知症が悪くなると、ここにいることはできない。
そのことを考えると、何だか辛い。

きっと、もう家に連れてかえることはできないだろう。
少しでも父が穏やかな時間を過ごせますように。

Posted by さかざきひろみ at 20時20分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2019年06月15日(土)

いっぱい [クリニック情報]

今週は、手足口病がいっぱい。

熱がでてすぐだと、まだのどにも手足にも水泡がでてないことが多い。夏風邪だね、もしかして明日発疹がでてくるかもとお話しすると、翌日手足にぶつぶつが出てくることが多い。
のどに水泡があって、手足口病かもとお話ししても発疹がでてこないのはヘルパンギーナ。
同じウイルスで、どちらにでもなる場合がある。
基本的には、どちらも夏風邪ウイルスで、有効な薬はない。
ただ、のどに水泡ができてしまうので、のどが痛い。
それでも少しずつ水分がとれるか、経口摂取ができるかどうかが大切。

どちらも解熱して、食欲が回復したら登園できるけど、感染力は2-3週間ある。したがって、感染のおそれはあるけど登園可能という変な証明書になってしまう。

大人はうつりますかとも良く効かれる。
ウイルス感染なので、やはり罹ることもある。
大人の人のほうが、しんどそう。高熱で手足の水泡がめっちゃ痛痒いらしい。痛くて歩くのが辛いっていうママもいた。

手足口病についてクリニックで説明しているお話し。

@原因は?
 コクサッキーやエンテロウイルスなど、何種類かのウイルスでおこるので、何回もかかることがある。
A感染経路 飛沫感染
B潜伏期  3-5日
C登園はいつから?
症状があるときだけ感染力があるのではなく、元気になってものどや便から2-3週間ウイルスを排泄。罹っても症状がでない不顕性感染のお子さんもいる。したがって、お熱が下がって、咽の痛みもなく食欲が回復したら登園可能。
しかし、のどが痛くて、いつもどおり食べられない時は、熱がなくても、お休みしてね。
D何を食べさせたら?
噛まずに飲み込めるもの、ゼリー、プリン、アイス、とうふ、冷めたおじやなど。水分もごくごく飲むのは痛いので、スプーンで少しずつ。オレンジジュースはしみるよう。牛乳やカルピスウオーター麦茶などが飲めたというお子さんが多い。
E治療法
ウイルス感染なので、有効なお薬はなく、もちろん抗生剤も不要。
口が痛くて、水分も全く飲めないときは脱水になるので、点滴加療が必要。
漢方が飲める場合は、高熱の時は麻黄湯、のどが痛すぎるときは、黄連湯、桔梗湯や桔梗石膏などを処方。

Posted by さかざきひろみ at 18時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2019年06月13日(木)

お昼休みに [クリニック情報]

クリニックでニキビのお勉強会。

中高生でニキビについて相談されることも多い。
西洋薬には色々あるけれど、抗生剤の塗り薬は結構耐性がでているそう。
12才以上で使用可能のベピオ、ディフェリンゲル、エピディオゲルについて。
ベピオは、毛穴のつまりを改善し、アクネ菌の増殖をおさえる。
ディフェリンゲルも毛穴のつまりを改善し微小なニキビにも作用し、ニキビができるのも抑制する。
エピディオゲルは上の二つの合剤。
お話しを聞いていると、これですべてのニキビが治りそう。

だけど、ニキビはこれだけでは、なかなか治らない。
ストレス、食べ物、睡眠、ホルモンバランスなど色々な原因がある。
そこで登場するのが漢方薬。
以前、松田先生に、赤ニキビは清上防風湯、青ニキビは桂枝茯苓丸、白にきびは当帰芍薬散と教えてもらった。
他にも、慢性鼻炎や慢性副鼻腔炎もあって、ニキビがひどくやや色黒のタイプには荊芥連翹湯、
胃腸が弱いタイプは六君子湯、
食べ過ぎで口回りにニキビがいっぱいできるタイプには半夏瀉心湯など、たくさんある。
その人によって漢方はかわる。

東洋医学には本治と標治ということばがある。
ニキビに例えると、ニキビそのものの症状に対する治療は標治その人の体質に合わせたものが本治になる。
西洋薬と漢方薬とうまく組み合わせたい。

あとは、食養生、睡眠。便秘も絶対治したい。
何でもほんとは生活習慣が一番、だけど改善するのは一番難しい。

Posted by さかざきひろみ at 20時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

6

2019


            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.