2020年03月08日(日)

パパの災難

3年ぐらい前、
突然「あっ、心房細動や」と。
勝手に止まっただが、発作時の心電図がとりたいと小さい心電図を買ってあげた。
その後、ときどきあったが、フルマラソンも完走。
いったん軽快していたが、また最近になって発作が。

すぐ止まればいいのだが、10時間も続いた。
内服薬だけで、様子を見る場合もあるのだが、パパは、走りたいからアブレーションで治したいと。

心房細動は、他の不整脈に比べて原因となる部位は特定しにくいが、左心房-肺静脈接合部がその原因の90%を占めることがわかってきた。その部位を高周波電流で焼却する。

先週木曜日に入院して金曜日午前に治療。
それで、クリニックは午後から休診にさせてもらった。
もし、カテーテル中に大出血やトラブルがおこっても、私は駆けつけることができない。
パパは絶対大丈夫という自信があったので、私は仕事をすることができた。

私が病室につく少し前に治療がおわって、パパはウトウト眠っていた。起きて起きて〜とベッド周りで、くるくる踊ってあげたら笑ってくれた。
6時間絶対安静で、起き上がることはできない。

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せっかく行ったのに、退屈。
それでも、無事でよかった。

退院は日曜日の予定だったけど、経過良好のため土曜日に帰ってきた。
お昼は美味しいものを食べてもらいたいと、ひつまぶしと白焼き。

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とっても美味しくて、パパも喜んで食べていた。
しかし、このあとパパにまたまた災難。
胃もたれがひどくなって、このあと全く食べれなくなった。本人いわく「カテーテル後に、まれに胃蠕動が悪くなるケースがあるんや」と。胃蠕動をよくするために、㊸六君子湯、食道の蠕動をよくするために116茯苓飲合半夏厚朴湯を飲んでもらった。

今日は、おかゆぐらいは少し食べれるようだが、明日からまた普段どおりのお仕事。

心房細動は、加齢、ストレス、睡眠不足などでおこるらしい。彼にはすべてあてはまる。
これからは、しっかり睡眠をとって無理ない生活をしなくては。私のような生活をしていたら大丈夫なのだけど...。
私は21時に寝て、朝5時におきる。
パパは、1時に寝て、朝5時におきる。
調子が悪くなる前は、鎖骨骨折の抜釘のあったし、重症患者さんがいて、もっともっと睡眠時間は削られていた。

定年まであと5年。最後まで働きたいのなら、自分の身体のことも考えてね。

Posted by さかざきひろみ at 14時31分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年03月07日(土)

外来状況 [クリニック情報]

外来では、またインフルエンザBが増えてきた。
学校がお休み中に一緒に遊んだ子からもらったり、また保育園でプチ流行があるよう。

花粉症などアレルギー症状のでる方も多い。
すぎの舌下免疫療法をしている子たちは、症状が軽い人が多く、やっててよかったと実感されている。

そんな中、咳や鼻水だけで呼び出される保育園もあった。
かぜで休んでも登園許可証が必要なところもある。

皆さん新型コロナにとても敏感。
テレビであれほど、毎日毎日コロナのことばかりなので当然かと思う。ただ、ほんとに軽いかぜの症状や不顕性感染の方は見つけることもできない。

今は1例でたら大騒ぎ。
診察したクリニックは、N95マスクに防護服を着ていなかったら、濃厚感染で医師は自宅待機になるらしい。
毎日の診療で、ずっと完全防備は不可能。
いくら心配しても仕方ない。私は日々、自分の信じる診療を続けるだけ。

そういえば、2009年の新型インフルエンザ騒動は今よりましだった。大阪や神戸ででて、発熱外来では、完全防備で診療されていた。大阪では学校が1週間お休みになって、いったん軽快したかのように見えた、しかし、7月下旬にうちでも1例目。とっても元気なお子さんだったが、指定医療機関に入院になった。スタッフに感染させてはと、私が1人で診察会計までしたのを思い出す。
ところが、ある日突然、普通の季節性インフルエンザとして診療して下さいということになった。多分あちこちでたくさん発生しているので、新型インフル疑い→指定医療機関→PCRは大変で無理になったのだろう。
そして、新型インフルエンザワクチン騒動。

今回の新型コロナも、いつか普通の風邪になっていくのだろう。そして、またきっと新しいウイルスがでるかもしれない。

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Posted by さかざきひろみ at 20時36分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2020年03月05日(木)

お休みの時間

大阪では、ライブハウスでの集団感染が、問題になっている。
そういえば、私達の集会や講演会がどんどん中止になる時、ドームでの公演が開催されていた。それをぼやいてたら、うちのスタッフが「ドームよりライブのほうが、もっと危険ですよ。狭いところで、人が密着していて、空気も悪い」って言っていた。
ほんとにその通りになって、ちょっとびっくり。

そして、学校がお休みになって、4日目。
これを機会にワクチンや定期受診される。

そんなとき、ママ達から
「どうやって、この休みを過ごしたらいいんでしょうか?
ずっと家にいると、私もこの子もイライラする」
いっぽう、子供達は今はお休みが嬉しそう。
これが長引くと、お子さんたちもしんどいはず。
夏休みとちがって、どこにもいけないし、周りの施設も休館中。ストレスもたまってくる。

いつも私が言うのは、「昼夜逆転だけは、しないほうがいい。夜遅くまで、おきて、翌日お昼まで寝ている。そんな生活が、1ヵ月も続くと4月からの新学期、身体がとっても辛いよ」
すると、ママが
「ほら〜先生がママと一緒のこと言ってはる。夜遅くまでゲームはやっぱりあかん」

でも、ここでママが「あれがだめ、これはだめ、勉強しなさい」と言っても、お子さんたちは反抗してしまう。

私からのアドバイスは、
「家族みなで、休みの過ごし方を話しあってみたら。ママが一方的に決めても、お子さんは絶対反抗する。お子さんの好きなようにしたら、生活が乱れる。でも家族みなで、ちゃんと話あって、自分たちで決めたら守れるよ。決めたことは、ちゃんとノートにでも書いておく、または目立つとこに貼ってみたら」
勉強ばかりはしんどい、ゲームの時間も作る。ちょっと家の周りを散歩する。などなど。
学校のように、ちゃんと時間割を作るのもいい。
ママがお仕事で、子供達だけでお家でいるのは、なかなか難しいけど、やはりちゃんと決めるといい。

あと一番は、ママのお手伝い。
家事は、ほんとにすることがたくさん。お洗濯、お掃除、ご飯の用意に後片付け。普段からいろんな理由で学校にいけないお子さんにもいつもお勧めしている。

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ごはんのメニューを決めて、どんな材料がいるか自分で調べる。空いている時間に、お買い物もいく。お料理のお手伝いもしてみるなどすると、偏食だった子も食べることができることもある。
お洗濯にしても、柔軟剤を選んでみたり、洗剤を選んでみるなどすると、とても楽しい。お掃除アイテムも、いっぱいある。
お庭があったら、雑草とり、花がらつみ、害虫駆除、お花の栄養やりなど、することがいっぱい。さらに押し花作ったり、花束作ったり、関係ないけど、私なら1日中、お庭で遊べる。
皆が、お休みの時間を大切に上手に使えたらいいね。

Posted by さかざきひろみ at 19時24分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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