2021年01月24日(日)
高っ!
昨年にコロナで延期した小児漢方懇話会。
今年はぜひ開催したい。
だけど、例年のように現地で皆で集まっては難しい。
せめてハイブリッドで開催したいなあと、
WEB配信の業者の方に見積もりをお願いした。
そこで、びっくり。
WEB配信のほうが、現地開催よりずっと高い!
いま、学会などがすべて、WEBになっているので売り手市場。
それにしても高い。
でも自分たちでするにはハードルが高い。
しかし、主人によるとそれぐらいが相場らしい。
知らんかった〜。
まだ時間があるので、試行錯誤して、何とかこのハードルを越えたい〜。
逆に安っ!と思ったもの。
これは、加圧のトレーナーが持っていた。
あまりに可愛いので「どこで買ったの?」とお聞きしてネットで購入した。
スパイストートバッグ。
とっても軽くて、荷物の多い私にピッタリ。
アマゾンでポチ。
他にも色々な色がある。
中にポケットがついてないのが、残念だけど、それにしても持ちやすい。
お値段も可愛い。
さらに、鬼滅の刃の追加キャラクターたち。
どんどん作りたくなるが、また週末の楽しみにとっておこう。
愛着わくわあ。
鬼滅の刃、読まなくては〜。
娘に借りてみよう。
Posted by さかざきひろみ at 16時35分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年01月23日(土)
睡眠力
今日のWEB講演は「小児神経発達症と睡眠フォーラムin大阪」
睡眠はほんとに大切だとつくづく思う。
最近とっても注目されている。
眠れないといって来院されるお子さんも増えている。
大人の方の睡眠障害もとっても多い。
日本人の睡眠時間は世界の中でもとっても少ない。
日本人は働きすぎかな。
子ども達も少ないが、大人も30歳を超えると平均睡眠時間が6時間未満が4割もいる。
ただ、短時間睡眠でも大丈夫な人もいる。それは非常にまれな遺伝子によって、そうできる。普通の人は睡眠は大切!
睡眠不足になると食欲を増加させるグレリンが増えて、食欲を抑制するレプチンが減るので、その結果太る。インシュリンの分泌が低下し糖尿病のリスクがふえる。眠れないと交感神経過緊張になり、高血圧、さらに認知症のリスクも。
本日は、神経発達症のお子さんの睡眠障害にメラトベル顆粒が有効という講演。とくに睡眠導入がなかなかうまくいかないタイプに有効とのこと。ただ、保険適用は6-15歳の発達障害のお子さん。
メラトベルの主成分はメラトニン。
これは睡眠に大切なホルモン。
メラトニンは、朝の光を十分にあびると分泌される。
夜の明るすぎる照明曝露で乱れる。
また加齢でメラトニンの分泌量が減るので、年をとるとは睡眠障害が出てくることが多い。
メラトニンの役割は、睡眠作用だけでなく、概日リズムの調節作用、さらに抗酸化作用(体や脳の老化を防いでくれる効果)、免疫力強化作用(外部から侵入してくる細菌やウイルスなどをやっつけてくれる)などいろんな作用があるそう。
メラトニンをしっかり分泌するために、まずは睡眠衛生指導が大切。
朝と昼は
@毎日同じ時間におきる
A朝起きたら日光をしっかりあびる。
B朝ごはんをしっかり食べる
C昼は外でしっかり運動
D休日も寝坊しないで平日と同じ時間におきる。
夜は
@寝るためのルーティンを決める
歯磨き、パジャマへのお着換え、本をよむなど毎日同じにする
Aテレビ、ゲーム、スマホは控える。
眠る2時間前にやめたほうがよい。
メラトニンの分泌は光刺激によってストップしてしまう。
Bねるときは、暗くする。リラックスして静かにすごす
C夕食は腹八分目。夕方以降コーヒー、紅茶、日本茶、チョコなどは食べない。
あと、夕食は寝る3時間前、お風呂は寝る90分前というのもよく言われてる。
どれもとっても簡単に見えるけど、大人になるとなかなか難しい。できれば、小さいうちに習慣にすることが大切だと思う。赤ちゃんのうちから、良質睡眠を習慣つけて睡眠力の強いお子さんに育てたい。
だから、今「寝んトレ」なるものが話題なのね。
Posted by さかざきひろみ at 19時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年01月21日(木)
勝手に?? [漢方薬]
お子さんに処方した漢方薬、
「パパが鼻がつまって、この子のA葛根湯加川芎辛夷を飲んででしまいました。」
「おじいちゃんが、鼻水ひどかったから、この子のR小青竜湯をあげたらよく効きました」
「熱がでたから、この子の㉗麻黄湯を飲みました」
よく効いてよかったと言われることが多いけど、高齢者や基礎疾患のある人、体力のない人に勝手にあげるのはよくないこともある。
上記の漢方薬はすべて、麻黄という生薬が含まれている。
主成分はエフェドリンで交感神経刺激作用がある。子どもは大丈夫だけど、体力のない人が飲むとドキドキ、ムカムカすることがある。
特に、高齢者、高血圧・心疾患・糖尿病・甲状腺機能亢進・緑内障・前立腺肥大の方には要注意。
漢方薬で特に注意しなくていはいけない生薬は、「麻黄」「大黄」「附子」「甘草」。
これらは、量を飲みすぎると副作用がでることがある。特に2.3種類飲む場合は要注意。
「大黄」は下剤、飲みすぎると下痢をする。
「附子」はトリカブトの根っこを減毒したもの。身体を強力に温め、痛み止めでもある。過量に飲むと舌がしびれたりドキドキする。
「甘草」はツムラさんのエキス剤128種類のうち95種類に含まれている。過量にとると偽アルドステロン症がおこって血圧が上がったり、浮腫んだりする。
ちなみに「麻黄」が入っているものは、下の表の13個。
ただ、127麻黄附子細辛湯だけは、麻黄が4gも入っているのに、体力のない人むけ。生薬の組合わせでそうなっているらしい。不思議。
その点、注意すべき生薬が入っていないP五苓散、㉙麦門冬湯、㊶補中益気湯は誰でも飲めることが多い。
Posted by さかざきひろみ at 16時34分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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