2021年02月04日(木)

姫路にて? [漢方薬]

今日は姫路聖マリア病院オープンセミナーのWEB講演会。
本来なら、姫路に飛んで行って、白い素敵は姫路城見たかったなあ。
あちこち行けないのが残念。
今回はお家から配信。

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でもメリットもいっぱい
講演前のZOOMの打ち合わせが終わってから本番まで、晩御飯の準備ができる。
上半身はキチッとしてるけど、下はジャージに素足。
久しぶりにチークにルージュ。
しかも、画面越しだとしわとかくすみがわからない。

今回は、病院外の多くの先生も参加してくださった。
ほんとに嬉しい。

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こうやって、色々講演をさせて頂くと、いつも色々勉強になる。講演しているときは、とっても楽しい。
でも、終わったあとはいつも反省会。
あーしたらよかった。
これも言ったらよかったなあって。

今は配布資料は1ヵ月前に提出なので、直前に良い案が思いついて変更できないのが、残念。
それでも、聴いている方々は資料があったほうがいいはず。
次は彦根。さらなるバージョンアップ。

今日は、小児漢方懇話会の宣伝スライドも。
結局、ハイブリッドではなく、すべてWEB講演。
でも、オンデマンドでも配信できる予定。
素晴らしい先生方の競演。
ぜひ多くのかたに聴いて頂けるように、今から宣伝!

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Posted by さかざきひろみ at 19時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年01月26日(火)

打撲にも漢方 [漢方薬]

先日、母がソファに腰かけていて滑って尻もち。
ちょっとびっくりしたが、大丈夫とのこと。
ところが、何日かして大腿部の痛み。
高齢なので、骨折の可能性もあるのではと心配した。
ただ、歩くこともできたので、
とりあえず、89治打撲一方を飲むように。

もし骨折していたら大変なことになる。
しかし、翌日痛みは随分ましになったとのこと。

念のため整形外科でレントゲンをとったらしいが、異常なし。

そういえば以前玄関でこけて青あざがいっぱいできていたが、骨折もなく、このときも治打撲一方でよくなった。
母は、スリムだが骨も強く丈夫だ。
姿勢もとってもいい。
私達がやめときと言うのだが、9kgの孫っぴを抱っこする。
出産以外で入院もしたことがない。
いつも母は、「戦争を生き抜いたから強いのよ」という。

89治打撲一方(ぢだぼくいっぽう)は、名前からしていかにも打撲に効きそう。

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実際に打撲、ねんざによる腫脹痛みにとっても有効。
骨折したときでも腫脹や痛みを早く軽減させてくれる。

実際、顔面打撲で顔が内出血で腫れあがった4歳のお子さんや、自転車に乗っていて、サドルで外陰部を強打した12歳の女の子にもよく効いた。
また、痛みの漢方で有名な平田先生は、骨関節の変形による痛みにもよいと話されていた。

彦根の橋本先生は、必ず持ち歩く漢方として、この89番と言われていた。ちょっとした打撲、痛みなどにいいと話されていた。ほんとに便利!

ちなみにこれは、江戸時代に日本で作られた薬。
葛根湯や五苓散は1800年前の中国。
古典も色々面白い。

Posted by さかざきひろみ at 20時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年01月21日(木)

勝手に?? [漢方薬]

お子さんに処方した漢方薬、
「パパが鼻がつまって、この子のA葛根湯加川芎辛夷を飲んででしまいました。」
「おじいちゃんが、鼻水ひどかったから、この子のR小青竜湯をあげたらよく効きました」
「熱がでたから、この子の㉗麻黄湯を飲みました」

よく効いてよかったと言われることが多いけど、高齢者や基礎疾患のある人、体力のない人に勝手にあげるのはよくないこともある。

上記の漢方薬はすべて、麻黄という生薬が含まれている。
主成分はエフェドリンで交感神経刺激作用がある。子どもは大丈夫だけど、体力のない人が飲むとドキドキ、ムカムカすることがある。
特に、高齢者、高血圧・心疾患・糖尿病・甲状腺機能亢進・緑内障・前立腺肥大の方には要注意。

漢方薬で特に注意しなくていはいけない生薬は、「麻黄」「大黄」「附子」「甘草」。
これらは、量を飲みすぎると副作用がでることがある。特に2.3種類飲む場合は要注意。
「大黄」は下剤、飲みすぎると下痢をする。
「附子」はトリカブトの根っこを減毒したもの。身体を強力に温め、痛み止めでもある。過量に飲むと舌がしびれたりドキドキする。
「甘草」はツムラさんのエキス剤128種類のうち95種類に含まれている。過量にとると偽アルドステロン症がおこって血圧が上がったり、浮腫んだりする。

ちなみに「麻黄」が入っているものは、下の表の13個。

ただ、127麻黄附子細辛湯だけは、麻黄が4gも入っているのに、体力のない人むけ。生薬の組合わせでそうなっているらしい。不思議。

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その点、注意すべき生薬が入っていないP五苓散、㉙麦門冬湯、㊶補中益気湯は誰でも飲めることが多い。

Posted by さかざきひろみ at 16時34分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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