2021年03月13日(土)
WEB講演がふたつ
外来では、鼻水、鼻閉などが多い。
「かぜですか?花粉症ですか?」と聞かれる。
くしゃみと目の症状が強いと花粉症であることが多いけど、小さいお子さんでは、明確に区別できないこともある。
他には、ウイルス性胃腸炎、またRSウイルスが流行している園もある。
もうすぐ、卒園、卒業式。
元気に参加できますように。
今日は、WEB講演が2つ
最初は、京都大学 西浦 博先生の「新型コロナウイルス感染症の伝播の特徴:数理モデルと子どもの感染リスク」
流行のファクターは密度効果、気温、移動率、コンプライアンスと話されてた。
実際、スマホのGPSを使って、夜間の人の滞留人口を調査されている。大阪では、梅田、難波、堺東、伊丹空港。
あと、子どもの感染は、不顕性感染が多く、症状がでてもとてもマイルドとのこと。ただ、変異株では子どもの感染性が増えるらしい。
さらに、ワクチンの遅れで、今年は流行は続く。
西浦先生は、高齢者のワクチンが終わるのが夏ごろ。そのころに、また感染が増加するのではと予想されていた。
もうひとつは、井齋偉矢先生のサイエンス漢方「アレルギーと漢方」
アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、花粉症。
葛根湯+柴胡清肝湯が食物アレルギーに有効との話をされていたが、さすがに食物アレルギーは漢方薬は難しいと思う。
アトピー性皮膚炎も適切なスキンケアと軟膏塗布が一番。漢方薬は補助的かな。しかも湿疹に対する漢方薬はどれも苦くて飲みにくい。
花粉症は、漢方薬はとても有効だと思う。
鼻閉や目の腫れに即効性のあるものが多い。
今日は、ずっと孫っぴがいたので、真剣に講演を聴けなかったけど、色々勉強になった。
孫っぴと遊びながら、勉強もできる、WEB講演はやっぱり素敵。
お庭のヒアシンス達。
これから、どんどんお花が満開になっていく〜。
Posted by さかざきひろみ at 20時47分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年03月11日(木)
眼がかゆ-い [クリニック情報]
スギ花粉のピークは過ぎているらしい。
でも相変わらずアレルギー症状がひどくなって来院される方が多い。
昨年のこの時期は、緊急事態宣言で、外出しなかったからほとんど症状がなかったよう。
それで、ちょっと油断してしまったのかな。
特に眼の症状がきつい。
かゆくてたまらないらしい。
みんなマスクをしているので、鼻は少しましになるのかな。
でも中には、眼も鼻も真っ赤で辛そうなお子さんもいる。
皮膚がかゆくてかゆくてという場合も。
それに対して、舌下免疫をしているお子さんたちは、とっても元気。
「ほんとに楽、舌下免疫をしていてよかった〜」と言われる。
今年辛かった方々も、5月になったら治療を開始したいと希望されることが多い。でも、時間が過ぎたら忘れてしまうのよね。5月でなくても夏休みには是非。
うちでは、2018年11月ごろから舌下免疫治療をするようになった。
今まで、シダキュア(スギに対して)が71名、ミティキュア(ダニに対して)が65名。
中には、両方されているお子さんもいる。
5年ほど続ける必要があるので、実はリタイアしてしまう場合もある。
それでも、やっぱりもう一度したいと言われて、初めから再開されることもある
毎日飲まないといけない。
5年続けないといけない。
でも、舌下免疫療法はぜひ子どものうちにお勧めしたい。
今日は暖かい。
春〜が増えてきた。
暖かいと、お庭にいる時間が長くなる。
Posted by さかざきひろみ at 18時10分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2021年03月09日(火)
漢方替え歌! [漢方薬]
昔のドラえもんのうたの替え歌。
漢方いいな、飲めたらいいな
あんなカンポウ、こんなカンポウ、148種類。
どれかが効くよ、元気になるよ。
漢方薬は魅力がいっぱい。
「ぽたぽた鼻水とめたいなあ〜
R番小青竜湯」
かんかんかん、とっても大好き漢方薬。
サビの「 」の部分は色々変えることができる
ねばねば鼻水つまっている〜A葛根湯加川芎辛夷
どろどろ鼻水真っ黄色〜104辛夷清肺湯
ぞくぞくお熱がでたときは〜㉗麻黄湯
カサカサ乾いたお咳には〜㉙麦門冬湯
ゼロゼロ湿ったお咳には〜95五虎湯
イライラぐっすり眠りたい〜54抑肝散
ポロポロ涙があふれ出る〜72甘麦大棗湯
ちょっぴり弱くてお腹いた〜99小建中湯
ダルダル疲れがとれないなあ〜㊶補中益気湯
ムカムカ嘔吐を治したい〜P五苓散
ふらふらめまいがあるときは〜P五苓散
チクチクおのどが痛いとき〜138桔梗湯
きゅきゅっとお腹がいたいとき〜68芍薬甘草湯
すごいエンドレスに作ることができる。
漢方覚え歌かな。
今週の新作
Posted by さかざきひろみ at 20時10分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】