2021年07月15日(木)

木曜日午後は

孫っぴの保育所のお迎えの日。
さらに、今日は理事会2時から4時。
そのあとも別の会議が1時間。
合わせて3時間ものWEB会議。

診察終了後すぐに、保育所にお迎えにいって帰宅。
14時の理事会までに、あわてて夕ご飯の準備。

娘が小さいときは、保育所のお迎えは母がいってくれていた。
私は仕事が終わってから実家に帰り、そこで晩御飯。
主人の分を持って帰宅していた。

娘は、毎日送り迎え。さらに夕食の準備。
働く母としては、当たり前のことだけど、せめて木曜日だけは、私がお役に立てたらと思う。

WEB会議の間は、孫ぴは、大ババと遊んでいる。
母もちょっと体調を崩していたが、回復してほんとによかった。孫っぴのかぜがうつったのね。
私が処方したのは、人参養栄湯と紅参末、ヘム鉄、さらにプロテイン。高齢者はタンパク質不足になっていることが多い。
タンパク質をしっかり食べるだけで、元気になるということは彦根の橋本先生から教えてもらった。

ちなみに孫っぴの今日のおやつは、
「ヤングコーン」
オリーブオイルで炒めると香ばしい。
彼は、これがめっちゃ好き。
近鉄上六のデパ地下で愛知産のを売っているのを見つけた。

画像(180x135)・拡大画像(640x480)
画像(180x240)・拡大画像(480x640)

ヤンゴコーンおいちい


遊ぶのはお外が一番。
あと、今日はお絵かきいっぱい。

画像(240x180)・拡大画像(640x480)

Posted by さかざきひろみ at 19時06分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年07月13日(火)

乗り物酔い その2 [漢方薬]

先日、乗り物酔いにP五苓散が有効という記事をアップしたところ、多くの方から乗り物酔いに効く漢方をくださいと言われた。

乗り物酔いで困っているお子さんは多い。
私も小さいときから、いつもバスとかあかんかった。
一番前に座らされて、でも必ず嘔吐。
ほんまにしんどかった。
乗り物酔いを飲んだら眠くて眠くて、その後ふらふらしてしまう。小さいとき、家族で遊園地にでかけたのに、私があまりに酔って嘔吐するので引き返したという悲しい記憶もある。

大人になってもずっと乗り物酔い。
10年前五苓散を知って救われた。
それでも、新幹線はあかん。
車内で、パソコンをすると大変なことになる。

ある先生が、「㊴苓桂朮甘湯も一緒に飲んだらいいよ。
しかも1包でなく、最初から2包ずつ」
それでなんとか大丈夫だが、やっぱりパソコンすると酔ってしまう。別の先生から、九味檳榔湯 (くみびんろうとう)試してみたらとも言われた。これは、まだ飲んだことがない。

でも先日の懇話会終了後のタクシー。
運転があらく、気持ち悪くなったので、手持ちの漢方をとりだそうとしたら、
何と、漢方ポーチに入ってない......。
茶色を見つけてこれやと思ったら127麻黄附子細辛湯。
ピンク色を見つけたけど、89治打撲一方。
わらをつかむ思いで探しけど、ない......。
梅雨時でよく、P五苓散や㊴苓桂朮甘湯を飲んでいて、補給するのを忘れていた。
タクシーに乗る前は、とってもお腹が空いていたのに....。
ひどい車酔いで、自宅に帰ってからも撃沈。

調子が悪くなる前に早めに漢方。
漢方ポーチの補給は忘れずに.....。

画像(240x320)・拡大画像(480x640)

Posted by さかざきひろみ at 18時56分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2021年07月11日(日)

腸内細菌叢の不思議 [漢方薬]

先週の懇話会での内藤裕二先生のお話し。
とても興味深かった。

実は2年前の福岡での日本外来小児科学会で内藤先生のご講演を聞いて、
「これだ!懇話会での特別講演にぜひ」と思った。
講演終了後、ダッシュで先生のところに駆けつけ、
「先生、7月5日暇ですか?」と失礼にもナンパ?いや直談判。
「だれ??」と思われたに違いないのに、内藤先生は快く引き受けて下さった。
ほんとにありがとうございます。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

今年4月に発売された、
「すべての臨床医が知っておきたい腸内細菌叢」に腸内細菌叢についてほとんどすべてのことが記載されている。
なんとアマゾンベストセラー1位。
ちょっと内容が難しいところも多いが、わからないことを調べるのにもとってもよい。
この本には、
肉体的にも精神的にも、社会的にもすべてが満たされた状態であるwellbeing達成には、腸内細菌叢がとても大切とも書かれている。

「漢方薬からみた粘膜バリア機能とマイクロバイオーム」のご講演では、腸内細菌叢のこと、COVID19、ワクチンのことも話されたが、今回は他の学会と違って漢方薬のとの関連を話された。

画像(320x114)・拡大画像(640x228)

@同じ漢方薬でも個々で効果が異なる
 人によって、腸内環境が違う。良い環境のひとは漢方薬が効きやすいが、悪いと漢方薬も効きにくい可能性がある。
A同じ人でも漢方薬が効くときと効かないときがある。
 食事が変わると、個人の腸内細菌叢は簡単に変化する。
高脂肪食の多い時は漢方薬が効きにくく、食物繊維が多いと効きやすいかもしれない。漢方薬を効かせるには養生が大切という意見ととても合っている。
B漢方薬を長期に飲んでいると腸内細菌叢が変化し効きやすくなることがある。
 漢方薬はその代謝に関わる腸内細菌を誘導する可能性がある。

漢方は、胃腸機能をとても大切にしている。昔の人は腸内細菌叢がとても大切ということを知っていたかのようだ。

ひとつ面白かったのは、62防風通聖散。
OTCの名前はナイシトールで有名。

高脂肪食、砂糖は腸内細菌叢を破壊する。
腸内細菌叢が悪いと太りやすい。また糖尿病にもなりやすい。
腸内細菌のアッカーマンシア・ムチニシアは痩せ菌と言われている。この菌を肥満の人に3ヵ月飲んでもらったところ、体重が2.3kg減少し、しかも脂肪肝が改善。
なんと防風通聖散は、このアッカーマンシア・ムチニシアを増やすらしい。もちろん、防風通聖散だけではやせない。食事、睡眠、運動も大切。
そういえば、腸内細菌叢を見ただけで、その人が太っているかやせているか分かるってめぐ先生が言ってたなあ。

また「小児期、あるいはそれ以降においても健全な腸内細菌を育むために必要なことはありますか?」という質問には、
 「3歳までの環境を考えることが重要と考えます。田舎が一番、抗生物質は最小限、食物繊維摂取、砂糖を控える、塩分を控える、動物性脂肪を控えるではないでしょうか?」
これも素晴らしい〜。
乳幼児期に良い腸内フローラを確立することが、これからの人生の中でとても大切。甘いジュースやお菓子、塩分の多いスナック菓子やラーメン、高脂肪食のマクドなどは良い腸内細菌叢の大敵だと思う。

画像(219x240)・拡大画像(584x640)

あと、7/15と7/22にNHKで「ダブルゆうじ」で織田裕二さんとで、「ヒューミニエンス 40億年のたくらみ」と言う番組で腸内細菌のお話しをされるらしい。
とても面白そうなので、皆様ぜひご覧ください。
詳しくはこちら。

Posted by さかざきひろみ at 11時39分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

7

2021


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.