10月で大阪市からのワクチンの供給が終了予定だったが、
突然、12-15歳以下のお子さん優先用に最後の追加ができますよというお知らせ。

11月1日に配送するので、ご希望のクリニックは応募して下さいねと言うものだったが、
その応募方法が、
なんと電話。
しかも、受付は先着順。
こんなん、なかなかつながらないに決まってるやんというやつ。
しかし、とにかく電話しないことにはワクチンはもらえない。
いつも１３時は、休憩時間でお昼寝中だが、
この日は１３時前に集合して、私とスタッフ4人で、電話やスマホ片手に定刻になるのをじっと待つ。

１３時になったとたんコールするも案の定つながらない。

話し中の「プープープー」か
ＮＴＴドコモから、「大変混み合っていますので後でおかけください。」そればかり。
それでも、負けずにコールを続ける。
何度も何度も「プープープー」。
私は「やっぱりあかんわ」と諦めモード。
しかし、３０分すぎに、決して諦めなかったスタッフ１人が繋がった！

「やったー！」
私は、スマホで１５０コール。
繋がったスタッフは２００コール以上。
コンサートのチケット争奪戦のようや。

おかげで、ほんとは10/13が最終予定やったけど、もう少し伸びた。１回目の最終は10/27まで。
たぶん大丈夫やと思うけど、後はほんまにワクチンが来るかどうかが、ちょっと気がかり.....。

電話の先着順はほんとに大変。
ネットか抽選かのほうがまだましかなあ。

孫っぴも２歳になったので、マスク。
病院に行く時とか、と思ったが彼は病院に行くことはまずない。
しかし、アンパンマンマスクに大喜び。
そして、また前髪切りすぎている。

インフルエンザワクチンの接種回数は、日本では12歳以下は２回、13歳以上は1回となっている。

実は、日本と外国では小児への接種回数が異なる。
下の表はWHOとアメリカにおける接種回数。
日本では12歳以下は2回接種だが、 WHO/アメリカ方式では、9歳以上で1回接種、それ以下の年齢では、過去の接種によって回数が変わる。

日本/WHO/米国のインフルエンザワクチン接種回数

つまり、乳幼児にも1回接種が導入されているのが世界標準。

海外とはワクチンの種類、抗原量等は異なっているので、そのまま日本に当てはめるのはという意見もある。しかし、日本の治験データを見ると、3歳未満では1回と2回の接種で抗体価に大きな違いがあるが、3歳以上13歳未満ではあまり変わらないとのこと。

ワクチンの本数には限りがあるので、より多くのお子さんに接種して集団免疫をつけてもらうほうが良いという意見もある。

それで、当院ではWHOやアメリカ方式を参考に、
「3歳以上は、毎年接種していれば1回でも可」にしている。
しかし、12歳以下でご希望の方は2回接種でも大丈夫。
2回接種をご希望の方は、1回目と2回目を一緒にご予約下さいね。
ただ、基礎疾患のあるお子さん（慢性呼吸器疾患、心疾患、腎疾患、神経疾患、血液・代謝性疾患―喘息・糖尿病を含む、免疫不全）に関しては、毎年接種していても2回接種をお勧めしたい。

今年のインフルエンザワクチンは10/6（水）予約開始、10/13（水）接種開始となった。

とにかく、今年はインフルエンザの供給量が昨年の7割。
どの卸さんに聞いても同じ。
しかも、少しずつ出荷される。
まずは、確保できているワクチンの量で予約開始するため、もしかしたらすぐにいっぱいになるかもしれない。
しかし、10月中旬にも入荷がある。きっと１０月下旬、１１月と毎週少しずつ入ってくるのかな。
それをみながら少しずつ予約枠を調節するしかない。
たくさん予約して、後でワクチンがないとは言えない。

今年は流行するのかどうかということもよく聞かれる。
南半球で全く流行していないし、新型コロナに淘汰されているから流行しないと言う意見。
いやいや、昨年全く流行しなかったから、今年は流行するという意見。
それほど、流行しないけど、昨年より増えるのではと言う意見。
誰にもわからないけど、流行してからワクチンを接種しても仕方ないので、冬の備えとして接種はお勧めしたい。
ただ、インフルエンザワクチンは、罹らないではなく、重症化予防がメイン。

予約開始は何時からですか？ともよく質問される。
これは、時間を決めてしまうと、その時間にアクセスが集中してしまいサーバーダウンする可能性がある。
ただ、日がかわって０時からとか、一晩中おきてパソコンとにらめっこしないといけないということではない。
普通の人が起きている時間、7-9時の間。

とにかく、トータルでどのぐらい入荷できるのか早く知りたい。ほんまに７割なのかな？？？