2022年10月15日(土)

ダイエットにも?? [漢方薬]

もちろん漢方薬だけでは、やせれない。
食事や運動療法がとても大切。
食事を食べないということでやせるとリバウンドがおきる。
運動してしっかり筋肉をつける必要がある。

漢方薬は食事と運動療法の補助的役割だけど、あったほうが効果的との意見も。

有名なのは、下の3つ。
「脂肪太りタイプ」 
防風通聖散:食欲を抑え、便秘を解消し、脂肪燃焼を促す
「固太りタイプ」 
大柴胡湯:筋肉質でがっしりしたタイプで、自律神経を整え、便秘を解消し、肥満を解消
ストレスが強く、それで食欲が増えるタイプ。
「水太りタイプ」
防已黄耆湯:体力がなく、色白で筋肉が弱いく汗をかきやすい。
疲れるとむくみがでやすい。
やや冷え症なタイプ。おなかがブヨブヨと柔らかく、下半身がむくみやすい人。

これ以外に、新六本木クリニックの三上修先生は加味帰脾湯に注目されている。
それって、虚弱で、不安で心配でたまらない人のくすりでは?
なんでダイエットにいいの?って思ってしまう。

三上先生によると、加味帰脾湯とオキシトシンの関連で肥満に対する効果が期待されているとのこと。実際に、ラットの実験で加味帰脾湯を投与すると、オキシトシンニューロンが活性化することがわかっている。

オキシトシンの作用をまとめると、
身体に対して、摂食抑制、肥満症改善、血糖値の改善、筋肉の維持と再生、骨形成促進、寿命を延ばす効果もあり。
心に対しては、信頼を高める、母性行動を担う、自閉症状の改善、不安の軽減などの効果があり。
さらに、加味帰脾湯は、新型コロナ感染症の後遺症にもよく使用されている。しかも、補中益気湯と同じく、人参と黄耆を含む参耆剤でもある。

だけど、漢方薬だけですべてうまくいかない。
楽しては絶対ダイエットはできない。
努力が必要。
毎日の習慣がやがて太らない体を作っていく。

Posted by さかざきひろみ at 19時21分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年10月13日(木)

オンラインでも [漢方薬]

漢方jpで知った
「出雲漢方クリニック」

島根県のクリニックだけど、全国どこからでもオンライン対応で、漢方薬を処方してくれる。
全く初診もOK。

もともとは胸部外科の先生だけど、今は小児から高齢者まで年齢性別を問わず西洋医学でうまくいかない患者さんを診察されている。

私もオンライン診療をしているが、漢方薬を処方するときは、全くの初診の方は対応していない。
最初は対面で実際に診察させてもらっている。その後に、オンライン。」

宮本先生は、初診もオンラインでOK。
パソコンの画面からかもしだす雰囲気とか舌の所見で処方が決まるらしい。

それで、その人にあった、漢方薬をご自宅まで郵送、またはお近くの処方箋薬局に処方箋をFAXされている。

オンライン診療の時間が、月〜金が8時から20時で土日は17時から19時。対面診療しながら、空いた時間にされているようだけど、それ以外も患者さんの希望にあわせて時間を調節されている。

とにかく全国の困った人を漢方薬で治してあげたいと言う熱意がすごい。

今は、新型コロナ後遺症や肥満の人の受診が多いらしい。

肥満の方には、食事指導とその人にあった漢方薬を処方し、実際に成功される人が多く、リバウンドもしにくいとお話しされていた。

宮本先生の漢方jpでのご講演はこちら

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Posted by さかざきひろみ at 19時28分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年10月11日(火)

色々承認 [クリニック情報]

先週末、いろんなワクチンが承認された。

@子宮頸がん予防ワクチンのシルガード
今までは、公費で接種できるのは、2価と4価のみ。
シルガードは9価で、さらに効果が高い。
思ったより早く承認されたのだが、実際に接種できるのは、来年の4月以降とのことで正確にはまだわからない。

今は、まだ自費でしか接種できず、3回で当院で8.1万円かかる。
実際、こちらを選択される人もいるが高額すぎる。

待った方がいいかどうかはとても難しい問題だが、
中学2年生ぐらいまでは、あと少しなので、待ってもいいかもしれない。しかし高校1年生の方は来年3月まで公費なので、早く接種をお勧めした。

キャッチアップの年齢の平成9年度生まれ〜平成17年度生まれ(誕生日が1997年4月2日〜2006年4月1日)の方は、年齢が高いので、HPVに感染する危険もあるので、あまり待たないほうがよいのかもしれないが、このあたりはなかなか難しい。

とにかく、待っている間に定期接種の期間を逃してしまったということがないように。

A生後6ヵ月から4歳までの新型コロナウイルスワクチン
この年齢は、初回が3週間隔で3回接種。
ファイザーの発表や、アメリカのCDCによると、3回接種したときのオミクロン株に対する効果は、生後6か月から4歳の子どもで80.3%とのこと。このうち2歳から4歳では82.3%、生後6か月から1歳では75.5%
副反応の程度はほとんどが軽いか中程度。
ただ、1歳前後は定期ワクチンがたくさんあるので、まずはそれを優先したい。基礎疾患がある場合は重症化の危険があるので、接種したほうがよいかもしれない。
実際にいつから接種できるかは各自治体で違って、大阪はまだ発表されていない。

BBA5対応ワクチン
これも、自治体によって違うが10月下旬ぐらいかな。
それが、でるのを待つかどうかは難しい。
待っている間に罹患してしまう可能性もあり、接種できる機会があれば、その時期にワクチンを接種するほうがよいかと思う。

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Posted by さかざきひろみ at 18時40分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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