さかざＫＩＤＳブログ

今年は大阪開催。
テーマは「子どもの水分代謝」

特別講演の薬理学的なお話では、
�@五苓散には、脳にあるアクアポリンを阻害して異常な水の動きを抑えるので、脳浮腫に効果がある。
�A荊芥は皮膚のアクアポリンをふやして皮膚を潤す。
シンポジウムでは
�@小児の慢性硬膜下血腫に五苓散が著効した例。
�A西洋薬では治療法がないリンパ管奇形に越婢加朮湯+黄耆建中湯が有効
�B難治性白血病患者さんの出血性膀胱炎に漢方が著効。
�C小児アレルギー疾患に水分代謝の乱れが深い関係があるので、漢方治療はアレルギーのお子さんにとって大切なアプローチである。

アレルギーの話はいずみちゃんの講演。
途中、お父様の広瀬先生のお写真がでてきて、会場は涙涙。
とっても感動した。ありがとう、いずみちゃん。

また、腰椎穿刺後の頭痛に五苓散が効くとの話も興味深かった。勤務医のころ、腰椎穿刺後の頭痛や腰痛で泣き叫ぶお子さんが多かった。五苓散を予防投与したら、それも軽減できるかもしれない。
他にもためになることがたくさんで、約５時間もの間、集中してお勉強ができた。

この会がご縁で仲良しになったメンバーとも再会。
東京、名古屋、岐阜、大阪と遠距離だけど、いつもラインで会話しているので、久しぶりとは思えない。
明日は皆で京都へ豪遊？の予定。

来年の第44回日本小児東洋医学会会頭の佐守先生と。

日程は平成２８年９月１８日。
僭越ながら私もお手伝いさせて頂くことになっている。少しだけ打ち合わせ。佐守先生のお力でメインの先生はとっても有名な先生方。まだひみつ。

そして、今中先生もきっと学会に貢献してくださるはず。
まだまだ、先のことかもしれないが、１年はあっという間。
私も精一杯お役にたてますように頑張ります。
それまで、もっと漢方薬のお勉強もします。
よろしくお願いいたします。

会場でつい買ってしまった本。
漢方って美やアンチエイジングととても関連深い。
この分野にもとても興味がある。

昨日は、理事会＆納涼会、そして今日は学会でお勉強。
そして明日は京都。早起きして朝はガーデニング。
とっても濃い連休だけど、楽しいこといっぱい。