2024年01月21日(日)
血液型を知りたい
時々、「血液型を調べたい」と言われることがある。
昔は、生まれてすぐに赤ちゃんの血液型を教えてもらっていたそうだが、今はそれはない。
血液型というのは、ABO血液型は赤血球の検査(おもて検査)と血清の検査(うら検査)の両方の検査が必要。
表検査は赤血球にある抗原。
裏検査は、血清にある抗体。
生まれてすぐの赤ちゃんは、赤血球表面のA抗原やB抗原の量も少ないケースが多い。
また血清の検査の裏検査ができないし、ママの血清がまぎれこむことがある。
この裏検査がちゃんとできるのは、1歳以上とされているが、大人と同じぐらいになるのは3歳ぐらいともいわれている。
保護者の方は、「いざとういときに血液型を知っておかないと」を言われるのだが、
万が一、緊急輸血が必要な場合、保護者の方が「この子、●型です」と言っても、必ずその医療機関で血液型を調べる。
さらに、血液型が判明しても輸血しても大丈夫かどうか、本人の血液との反応も調べる。
したがって、元気なときに血液型を調べても、医学的には意味がない。血液型占いができるぐらい。
基本的にお子さんは採血が嫌いなので、血液型のためだけに血液検査をするのは、とても可哀そう。
たとえば、なにかの検査をするついでなら検査してもよいかと思う。しかし、血液型検査は保険が効かないので、自費になってしまう。
Posted by さかざきひろみ at 18時44分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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