さかざKIDSブログ

2024年03月19日(火)

㊺桂枝湯 [漢方製剤]

けいしとう。
基本的には、体力のない虚弱な人の風邪の初期に使う。
寒気がするけれど、すでに汗をかいているような場合。
自律神経が弱いタイプ。
ただ、これを単独で処方することはあまりない。

画像(320x208)・拡大画像(640x417)

実は、これは、あらゆる処方のおおもと
桂枝湯を基礎の考えらえれた処方は100以上もある。

桂枝湯+麻黄+葛根→@葛根湯
桂枝湯の芍薬を1.5倍に→60桂枝加芍薬湯(腹痛)
桂枝加芍薬湯に膠飴→99小建中湯(胃腸虚弱)
桂枝湯+、白朮、附子→Q桂枝加朮附湯(痛み)
桂枝湯+小柴胡湯→I柴胡桂枝湯(こじれたかぜ、メンタル)
桂枝湯+竜骨、牡蛎→㉖桂枝加竜骨牡蛎湯(メンタル)
桂枝湯+当帰、木通、呉茱萸、細辛→㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯(冷え、しもやけ)

陰陽のバランスを整える生薬構成になっているため、
自汗、全身のかゆみ、しびれ、感覚障害にも適用されることがあるそう。

私自身はとても寒いときに、㊺桂枝湯と127麻黄附子細辛湯を足して飲むことが多い。
これは、桂姜棗草黄辛附湯(けいきょうそうそうおうしんぶとう)という処方になる。
身体がぽかぽか暖まる。

Posted by さかざきひろみ at 19時06分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

トラックバック

トラックバックURL

http://www.sakazakidsblog.com/tb.php?ID=3419

コメント

コメント投稿フォーム

名前:(この情報をCookieに保存させたい場合にチェック)
メールアドレス: (表示はされません)
URL: (名前にリンクされて利用されます)
コメント:
パスワード: (削除時に利用)

ページのトップへ ページのトップへ

3

2024


          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

検索


カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.