2018年04月12日(木)
外来状況 [クリニック情報]
毎年、この時期は保育園デビューしたお子さんたちが、さっそく咳鼻水、熱などの症状がでて来院される。
保育園には、たくさんのお子さんがいるので、たくさんのウイルスがいる。はじめての集団生活で、色々風邪を引いてしまう。どうしても最初の2-3か月は仕方がない。無理せずこの時期を上手に乗り越えたい。
RSウイルスが流行っている園もある。
もうとっくに下火だったのに、ずっとRSが続いている。
さすがに、RSにかかると喘鳴がひどく熱も4-5日続くので大変だ。
そして、びっくりしたのが、沖縄での麻疹の流行。
台湾からの旅行客の人が麻疹で、そこで感染が広がったよう。さらに最初の人から感染した人が別の人にうつす3次感染もおこっている。
大阪も、海外からの旅行客がとても多い。
沖縄のことは他人ごとではない。実際に2年前関西空港から麻疹が流行した。
1才になったらすぐに麻疹風疹ワクチン。
そして20-40台の方で、1回しかワクチン接種をしていない方はぜひ2回目の接種をお勧めしたい。
(1977年〜1990年生まれの人は1回しか接種していないため免疫が低い可能性がある)
麻疹は空気感染。小さいお子さんが罹ると重症の合併症があったり、命にかかわることもある。RSウイルスも大変だが、麻疹は比較にならないほどに恐ろしい。
Posted by さかざきひろみ at 20時49分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年03月18日(日)
春のRS [クリニック情報]
先週、インフルエンザはさらに下火。
変わりに気になったのはヒトメタニュ-モウイルス。
いわゆる風邪のウイルスなのだが、熱が4-5日続き、またぜーぜーと咳がひどくRSウイルスとよく似た症状。
毎年3-5月ごろに流行するので、よく「春のRSウイルス」と説明している。
ヒトメタニュ-モウイルスについて詳しくはこちら
この検査の保険適応は6才未満でしかも胸部レントゲンを撮って肺炎が強く疑われる症例のみ。
これが、今度の4月の保険診療改定で、6才未満のお子さんはレントゲンをとらなくても検査できるようになる。
治療法がないので検査しても仕方ないと言われることもあるが、ちゃんと診断するとお母さんへの情報提供ができる。
熱は4-5日続き、咳もひどいけど、原因はウイルスなので抗生剤は不要。咳がひどくても夜間眠れて、水分がとれて尿がちゃんとでていたら大丈夫。そうでない場合は、早めに受診など上手に乗り切るコツを説明できる。
今日のランでは、オカメ桜が満開やった。
そして、お祝いのお膳。
過ごしやすい春の時間が長く続きますように。
来週は桜が開花するかな。
Posted by さかざきひろみ at 18時30分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年03月13日(火)
さかざき判子 [クリニック情報]
母子手帳の予防接種欄に接種医の判子を押すところがある。
今までは、このピンクマちゃん判子を使っていた。
ところが、ワクチンの種類が増えて、大阪市の母子手帳の予防接種欄がどんどん小さくなった。
このピンクマちゃんは、はみ出て重なって、どうももひとつ。
ただ、これ以上小さくすると文字がつぶれてしまうので無理とのこと。
そこで判子屋さんにお願いして作ってもらったのがこれ。
小さいのでこどもクリニックをKCLと略。
色は5色。
おまけの画像は、ニコちゃん、クラウン、お星さま、リボン、ハート。
最初、判子屋さんで、画像を入れたいと言ったら「何で?」とちょっと不振な顔をされた。
それでも、私の希望を聞いて下さり、できる範囲でやってみますと言って下さった。
それで、母子手帳の欄に綺麗におさまる判子ができた。
その日のワクチン書類整理係のスタッフが好きな判子を選んで使っている。
私やったら、やっぱり赤のハートやなあ。
ピンクがないのがちょっと残念。
Posted by さかざきひろみ at 19時04分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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