2019年11月17日(日)
お花がたくさん [ラン]
今年こそは、京都に紅葉を見にと思っていたのだが、なかなか難しい。
気温もよくてラン日和。京都で走りたかったなあ。
仕方ないので、長居公園へ。
だけど、葉っぱが色づいていてとても綺麗。
2周走ったあとに、長居植物園へ。
お花がいっぱいやった。
サルビアの赤の絨毯。
ダリアが満開。こんなに大きくなるのね。
バラ園も素敵。
一番は一面のコスモス。
長居公園に来てよかった〜。
うちのハナミズキも真っ赤。
そして、昨日はまごっぴ。
彼とは毎日会いたくなる。
Posted by さかざきひろみ at 17時12分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年11月16日(土)
今度は [クリニック情報]
ウイルス性胃腸炎が大流行。
外来で嘔吐しているお子さんが増えてきた。
前日から嘔吐しているお子さんは、すべて嘔吐して症状はすこしまし。
朝から嘔吐が始まったお子さんはまだまだしんどそう。
そんなとき、一気に水を飲むと一気に嘔吐してしまう。
外来でも、嘔吐したお子さんたちのケアにスタッフが走り回っている。
症状としては、突然嘔吐。
そのあと、熱がでたり下痢になったり、それでも2-3日で軽快することが多い。
ウイルス自身に効く薬はなく、いかに上手に水分摂取をするか、またその後の食事療法がとても大切になる
@吐いているときは何も飲ませないのが大切。
吐いてすぐに、ごくごく飲むと大抵全部吐いてしまう。
お子さんが、欲しがってもすぐにはあげないほうがよい。
ウイルス性胃腸炎での嘔吐は、悪いものを出してしまって胃を休めるという生体の防御反応なので、胃が空っぽになったらたいてい嘔吐はおさまってくる。だいだい嘔吐して2-3時間ぐらい。
A吐き気がおさまってきたら、OS1などのイオン飲料をスプーンでひとさじずつ、しばらくしてまたひとさじを少しずつ飲ませる。
このとき、お茶や水ではなく、塩分や糖分も補えるOS1が一番。
普通のポカリも薄すぎる。
糖分が多いとよけいむかむかしてしまう。
しかしお茶や水だけだと低血糖になる。
また、塩分がないと、電解質のバランスが悪くなり、元気がでなくぐったりする。
一番バランスのとれた飲み物はOS1。
「この子、OS1嫌いなんです」と言われることも多いが、脱水があるときは美味しく感じる。また、嫌いなら一気のみできない。薬と考えて、ひとさじずつ少しずつ与えることができる。吐いたあとに牛乳の欲しがる強者のお子さんもいるけれど、もちろん牛乳は嘔吐してしまうのでやめたほうがよい。
B嘔吐したその日は、無理して食べなくてもいい。
何とかイオン飲料を飲むことができれば、その後、スープや味噌汁など、そして翌日からおかゆやうどんなどの消化の良いものを少しずつ食べるのがよい。
この時、お子さんが欲しいからといって、からあげやカレー、たこ焼き、ポテトなど食べさせると、また嘔吐したり下痢がひどくなって症状は悪化する。
せめて2-3日消化のよいものをあげたほうがよい。
ウイルス性胃腸炎のホームケアは看護しているママも大変。だけど、うまくいけば、病院にいかなくても軽快する。
夜中に嘔吐して、すぐに救急にいくのは本人もしんどいし、家族も大変。
ただ、少量ずつOS1を飲んでいるのに、何時間たっても嘔吐がおさまらないときは、脱水で点滴が必要になったり、また胃腸炎でなく他の病気である可能性もあるので注意が必要。
ちなみに、私はウイルス性胃腸炎のときはいつもP五苓散で乗り切っている。母娘で五苓散の記事を参照してね)
Posted by さかざきひろみ at 17時39分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2019年11月14日(木)
4年に1度 [クリニック情報]
外来では、さらにマイコプラズマ感染症がふえた。
なんと、近くの小学校では学級閉鎖。
過去には2011年(このときは愛子さまも罹患)、2015年に流行。なぜかマイコプラズマは4年に1回流行する。
典型的なマイコプラズマは頑固な咳。とにかく咳がひどい。
そこでマイコプラズマ感染症について。
マイコプラズマとは?
ウイルスと細菌の中間の性質と大きさを持つ病原体で、肺炎、気管支炎などおこすが上気道炎症状のみのお子さんもいる
感染経路 咳・痰などの飛沫感染
潜伏期間 2〜3週間。他の感染症に比べて長いのが特徴。
症状
長く続くひどい咳(はじめ乾燥した咳→痰がらみの湿ったしつこい咳)外来で待っている間もとにかくずーっと咳がとまらない。昼間はほとんど咳はなく、朝夕だけというのはおそらくマイコプラズマではない。
発熱
大きいお子さんでは熱もなく元気で、咳だけが続いていることも多い。乳幼児はかかっても肺炎にならずにカゼで終わることが多く、 年長児の方が肺炎になりやすい傾向にある。
発疹がでることもある。
診断
レントゲン撮影で特徴的な肺炎像があり、上記のような症状があれば推測できる。
迅速診断できる方法(イムノカード・マイコプラズマ抗体)もあって、クリニックでは主にこれを使用している。しかし、偽陰性にでることもあるので、注意が必要。また、のどの奥を綿棒でゴシゴシするので、お子さんにとっては、辛い検査。本当に必要な場合だけに検査をするべきと思う。
治療
以前はマクロライド系が第一選択であったが、耐性の場合もある。しかしだからといって、軽症例にミノマイシンやオゼックスなどのニューキノロン系を安易に使ってしまうと、さらに多剤耐性のマイコプラズマになる可能性があるので注意が必要。また、ミノマイシンは9才未満の小さいお子さんは歯が黄色くなったりするので、使えない。
実際、自然治癒例もあるのでお薬は慎重に選びたい。
Posted by さかざきひろみ at 16時43分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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