2024年02月04日(日)

お鼻ぐりぐり [クリニック情報]

診察室に入るなり、
「お鼻しない?」とお鼻をおさえて入ってくるお子さん。
「のどしない?」とお口をおさえて入ってくるお子さん。

今のご時世、熱がでるとインフルエンザや新型コロナの検査、溶連菌やアデノウイルスなど、迅速検査はお鼻やのどの検査。
そんなにぐりぐりしないのだけど、
お子さんにとっては、とっても辛い。
中には、10歳以上のお子さんでさえ嫌がって暴れることもある。

先日、保育園の健診での話。
3歳の○○くん。
いつも当院に来てくれている。
私の顔をみて、思わず「お鼻しない?」

私のことを覚えてくれていたのは嬉しいけれど....。
私はお鼻ぐりぐりする人なのよね。

しかも、熱がでてすぐに検査をしても陰性になることが多い。
結局、翌日2回目の鼻ぐりぐり。
おおむね12時間以上、できたら24時間あれば確実なのだけど。
その人によって、タイミングもなかなか難しい。

実はインフルエンザの迅速キットは、昔はなかった。
2001年(平成13年)ごろに普及して、そのころタミフルも処方できるようになった。

それまでは、症状(高熱、ぐったり感)からインフルエンザと診断して、治療薬もなく1週間は休みましょうと説明していた。お鼻ぐりぐりされることもなかった。

子どものころも、医師になってからも、何度か多分インフルエンザに罹ったが、そのころ鼻の検査はなく、おかげで、私自身、鼻ぐりぐりは一度もない。
ただ、平成の時代は、インフルエンザだろうが何だろうが高熱がでていても、皆、休まず仕事していた。内科の先生は、40度あるのに、解熱剤のんで当直とかしてはった。
今では考えられないブラックな時代。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

ダッフィーちゃんたちと、坊主めくり。
彼は、お人形さんたちと一緒に遊ぶことも多い。
そういえば、娘もお人形さんたちとよく遊んでいた。

Posted by さかざきひろみ at 19時00分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年02月03日(土)

2月3日 [クリニック情報]

今日は節分。

画像(180x240)・拡大画像(480x640)

鬼は外、福は内。
お庭に豆をまいて、すぐに回収。
お家の福は口の中。

まごっぴがいないので、2人で豆まき。

外来では、今週は、なんといってもインフルエンザ。
AよりもBが増えている。
12月と1月にA型にかかったのに、今シーズン3回目で、B型に罹ったお子さんもいる。

さらに、新型コロナがだんだん増えている。
溶連菌もまた増加傾向。

画像(320x181)・拡大画像(640x362)

大阪市感染症情報

インフルエンザで、乳アレルギーで乳糖もアレルギーのあるお子さん。
イナビルもリレンザも乳糖を含む。
しかも、この2剤は添付文書に以下の記載がある。
「乳製品に対して過敏症の既往歴のある患者:本剤は、夾雑物として乳蛋白を含む乳糖水和物を使用しており、アナフィラキシーがあらわれたとの報告がある」

ゾフルーザにも、乳糖水和物が含まれる。
しかし、こちらには添付文書にはアナフィラキシーの記載はない。

現在タミフルドライシロップが品薄で、タミフルカプセルを脱カプセルして乳糖を混ぜているのだけど、それもダメ。
薬局の先生の相談して、乳糖でなくブドウ糖をという話をしていたのだけど、何とか一人分ならタミフルドライシロップの在庫があるとのことで、それを処方。

インフルエンザの流行はいつまで続く??

Posted by さかざきひろみ at 17時53分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年01月18日(木)

色々ない [クリニック情報]

お薬の品薄がつづく。
何とか工夫してやりくりしていたのだけど。

インフルエンザ流行で、お子さん用のタミフルドライシロップがあと少し。
でも、在庫がゼロになったら、処方しないということではない。
大人用のタミフルのカプセルを外して、その中の細粒を分包することになる(脱カプセル)。
実は、これは大昔?タミフルドライシロップが発売される前に実際にやっていた方法。

粉薬にするために乳糖を加えているのだけど、脱カプセルしたタミフルは、とつてもまずい。
飲みやすくする工夫が必要になる。
漢方と一緒で、ココアとかアイスと混ぜると少しましかもしれない。

あと、困っているのは喘息のインタール吸入液。
毎月少しずつ入ってくるので、一度にたくさん処方しないことで、なんとかまだ在庫が残っている。

他にも、漢方薬は㉙麦門冬湯、109小柴胡湯加桔梗石膏、138桔梗湯、これらもたくさんは処方できない。

よくニュースで報道されている、咳止めのメジコンやフスタゾールの錠剤は、まだそれほど切迫していない。

さらに、昨日、麻疹風疹ワクチンの限定出荷のお知らせ。
2社あるうちの1社の出荷が停止したため供給制限がかかった。卸さんに問い合わせしたのだが、まだどれぐらい供給できるかわからないから、はっきり言えないとのこと。
すでに予約が入っている方の分はあるが、新規が難しくなるかも。入荷があれば、まずは、1歳で初めて接種されるお子さんを優先したい。

年長さんはすでに接種されている方が多いと思う。
だけど、まだの方は大阪市は3月下旬まででなく、あと1年ぐらい定期で接種できる。それまでには、限定出荷は解除されたらいいのだけど。

薬がない、ワクチンがない、検査キットがない。
色々不便がつづく。
ないものはないので、仕方ないが、とにかく早く安定供給されることを願いたい。

Posted by さかざきひろみ at 15時30分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

過去の記事へ

ページのトップへ ページのトップへ

2

2024


        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

検索


上記の検索結果のRSS情報です RSS1.0

カテゴリーリスト

最近の記事

最近のコメント

RSS1.0

[Login]


powered by a-blog
Copyright (C) 2006 さかざKIDSブログ All right reserved.2006 Sakazaki Kodomo Clinic.