2012年01月22日(日)

柴胡桂枝湯 [漢方薬]

昨日は久しぶりに漢方セミナーに行ってきた。
徳島のたかはし内科の高橋浩子先生の講演で
「目から鱗の漢方薬 ストレス社会をのりきろう」

とっても興味深い内容で、まるで漫才を聞いているような楽しい時間だった。
高橋先生は「柴胡剤を使いこなせるようになると、漢方治療の幅が広がりとっても面白いですよ。」

柴胡を含む漢方薬には、とってもたくさんの種類がある。
私が使うのは、柴胡桂枝湯(さいこけいしとう)、小柴胡湯桔梗石膏(しょうさいことうききょうせっこう)、補中益気湯(ほちゅうえっきとう)、抑肝散(よくかんさん)、ぐらいで使いこなすなんて、まだまだ無理。

しかしそんな私でも柴胡桂枝湯はよく処方するし、
実に良い薬だと思う。
私がよく使う小建中湯とも、ちょっと似ている。

柴胡桂枝湯どんなときに処方するのかというと、

1)しょっちゅう扁桃炎を繰り返す。
また、毎月溶連菌感染症になる。
そんな、感染症を繰り返すお子さんに投与していると、繰り返さなくなる。
2)インフルエンザで、初期にタミフルやイナビル、麻黄湯などでいったん解熱したけど、その後も熱が上がり下がりするときや身体がだるくてすっきりしないとき。
インフルエンザ以外でも、ウイルス疾患の治りを早くする。

3)緊張が強くて、しょっっちゅう腹痛や頭痛を訴えるお子さん

4)私は使ったことがないけど、他にも胃潰瘍、十二指腸潰瘍の症状を和らげ、再発しやすい体質を改善するそう。

5)夜尿症や円形脱毛症、チックに使うこともある。
そういえば、きのう高橋先生は円形脱毛症は頭の潰瘍と言われていた。

このように、柴胡桂枝湯は感染症にもいいし、ストレスにも効くし色々な面をもっている。
エキス剤でもそれほどまずくないし、なんといっても錠剤もあるのでとても便利。

漢方薬のセミナーに行くと、改めて漢方薬の有効性を実感するし勉強にもなる。これからも、サボってないでちゃんと参加しよっと。

Posted by さかざきひろみ at 08時00分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年01月21日(土)

どんどん [クリニック情報]

今週はインフルエンザが急増した。
先週はちらほらだったのに、
今はまさに、どんどん。
ちなみに調べてみたら、今週は55名の方がA型インフルエンザだった。
近隣の小学校や中学校では学級閉鎖もでている。

普段あまり熱もでない小学校高学年や中学生の急な発熱は、インフルエンザの可能性が高い。
しかし、小さいお子さんの発熱は、まだ別の原因であることが多い。
いずれにしろ、これから幼稚園やら保育園でも流行が始まる可能性が高い。

これから厳しい感染症シーズン。

私は絶対体調を崩すわけにはいかない。
予防が一番大切だ。

絶対睡眠は8時間以上、
バランスのある栄養、
身体は冷やさない、
適度に運動、
さらにちょっとでも怪しげな時は、早めに漢方薬。

それと私は元気よというプラス思考で今年も乗り切ろう。

そして何よりも、スタッフたちも、体調を崩しませんように...。

Posted by さかざきひろみ at 19時15分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2012年01月17日(火)

こわーい☆運転

車の運転は、私が苦手なものの一つ。

20才で免許をとって、10年間ペーパードライバーだった。
ところが、娘の送り迎えのためにどうしても運転が必要になり、
30才の時、仕方なく練習をしはじめた。
主人が隣に乗って教えてくれたのだが、
ものすごい怖い運転だったらしい。
後ろに乗っていた2才の娘が
「こわーい。ママの車こわーい(。♋ฺ‸♋ฺ。) 」と泣き叫んでいたのを覚えている。

何度も、ぶつけたり、こすったり。
私の新車はあっと言う間に傷だらけ。
今だから言えるが、アクセルとブレーキを間違えたことが2回もある。
1回は電信柱に、もう一回は駐車場の柱にぶつけた。
たいしたことがなくて今更ながら本当によかったと思う。

今も、お買い物のときなどたまに乗っているが、天王寺どまり。
高速道路なんて、もっての他。
もちろん通勤は電車。

娘も、高校卒業のときに免許をとって、2年間ペーパーだった。
ところが最近になって車に乗りたいと言い出した。
娘曰く「車やったら終電、気にせーへんでいいやん。」
ほんまに、何ていう理由!!

しかし、私は絶対練習につきあうのは無理。
その役目は主人に託した。
娘が運転する時、私は後ろに乗っていたのだが、余りに恐ろしすぎて、
ずっと「きゃあ、ぶつかる。わあーこわーい」と叫んでいた。
娘に、「その声のほうが怖いわ」

起きていると叫んでしまうので、その後は、私は後部座席で寝ることにした。
もし事故にあっても3人一緒やから、まっいいかと開きなおったのだ。
主人は、娘が運転してる間とても冷静で、
「もうすこし真ん中に。身体をまっすぐに安定させて。」
「左によりすぎているのでもうすこし右に。」
「ハンドルは少しだけ。」などなど
非常に穏やかな声で教えていた。

しかし、後で聞くと、彼もものすごい怖かったらしい。
私は車に乗るのをできるだけ避けているが、娘は運転が好き?らしい。
いつか、安心して乗れる日もくるのだろうか??

Posted by さかざきひろみ at 17時13分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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