2019年06月01日(土)
6月 [クリニック情報]
今年も百合の花が素敵。どんどん成長。
バラの花も大きくなった。
外来では、熱のお子さんが多い。
急に発熱
@翌日、解熱して手足に水泡→ 手足口病
Aのどに水泡があるけど、手足にでない→ヘルパンギーナ。
これらは、同じウイルスて手足口病になったりヘルパンギーナになったり。どちらもポイントは喉が痛いけど、水分がとれるかどうかが大切。
B咽が真っ赤→溶連菌の検査が陽性。抗生剤が必要
Cただ、熱だけがでてそのまま解熱→夏風邪
D熱が4-5日、扁桃に白苔、目やに、ちょっと下痢したりもあり→アデノウイルス
E最初は熱だけ、3日ぐらいして咳がひどくなる。
RSウイルスっぽけど陰性でヒトメタも陰性。熱は4-5日続く。喘鳴がひどくなって呼吸困難で入院したケースはパラインフルエンザだった。しかし、ほとんど皆さん比較的元気。
熱が4-5日も続くので血液検査をするけれど、白血球も炎症反応も低い。パラインフルエンザって、普通は診断できないけど、おそらく現在これが流行している。
結局、溶連菌以外は抗生剤は無効で、もちろん不必要。
対症療法だけ。または飲めるお子さんは色々な漢方。
他には、感染性胃腸炎が多い。
あちこちの学校や保育園で流行している。
ノロウイルスの方もいるが、ノロがでたら大変で、陰性だったら、登園してもよいというわけでない。
どちらも、嘔吐下痢が収まるまで、しっかり食欲が戻るまで自宅でゆっくりしたほうがよい。上手な水分補給や食養生が必要。
そして、少ないけどまだインフルエンザBもある。
学級閉鎖の高校や、学校外の運動チームなどで流行しているところもあるらしい。
そういえば、6月はいつも、感染症が多くなる。
気温も高いので、熱中症にも注意。
無理せず、休日はおうちでゆっくりするのがいいかな。
Posted by さかざきひろみ at 20時35分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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