2018年07月15日(日)
溶けそう [クリニック情報]
昨日も今日も、ほんとにびっくりするぐらいの暑さ。
夏本番。
先週の外来では、夏風邪のような高熱だけのお子さん。
あとは、手足口病がすこし増えてきた。
さらに真夏のRSウイルス。
金曜日はスタッフのお誕生会。
可愛いお客さんも来てくれた。
こんな日は、不思議なことに、いつも午前診察は延長なく終わる。
やっぱりケーキは美味しいね。
身体に悪いってわかってても、ついつい食べてしまう。
そして、今日は真夏のラン。
夕方なのに31度。
五苓散と白虎加人参湯飲んで走るとあら不思議。
軽やかに走れる。しかもばてない。
主人も、はじめて飲んだが、いつもと違って楽やと喜んでいた。
明日も走ろっかなあ。
Posted by さかざきひろみ at 21時00分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年06月23日(土)
百日咳 [クリニック情報]
今週、外来では夏風邪のような高熱が多い。
それと、気になったのは咳が2週間以上続くお子さんが百日咳であったことだ。
8−10才ぐらいで3例も。
外来に受診されたときは、元気でケロッとされている。
ただ、咳をしたらものすごく苦しそうとか、顔を真っ赤にして咳をするとのことで、皆さん2週間ぐらい咳が続いていた。
先週検査して、今週になって結果がでた。
全員血液検査で百日咳IgMが陽性。
現在百日咳は保健所への届け出も必要になる。
百日咳はワクチン接種していると症状もひどくなく臨床診断だけでは難しい。
発症した時期で検査を選ぶ必要があって検査でもうまく捕まえられないこともある。
百日咳IgM抗体は2週間でピーク、IgAは3週間でピークとなる。培養検査は感度は低いとのこと。
またLAMP法は、当院が外注検査をしているところで検査できない。また、すでにクラリスなどを内服している場合は陰性になることもあるらしい。しかも、どれも結果はすぐにでないので診断まで時間がかかる。
ほんとに色々と難しい。
年長児でも咳していないときは元気でも、とても苦しそうな咳が長く続く場合は注意が必要。
三種混合ワクチンを接種していても、5−6才で抗体が下がってしまう。
今回、たまたま診断がついたが、わからないお子さんたちもたくさんいるかと思う。
やはり、年長さんで三種混合ワクチンの追加をおすすめしたい。
Posted by さかざきひろみ at 19時11分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2018年06月21日(木)
あれから [クリニック情報]
昨日の午後からやっとクリニックのエレベーターが動くようになった。
3Fとはいえ、お子さんを抱えて重い荷物をもって階段を上がるのは本当に大変だったと思う。
皆様、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。
そして、外来には地震のショックをうけていつもと違う様子のお子さん達が。
夜泣きをするようになった。
夜眠れなくなった。
指をくわえるようになった。
お母さんにまとわりつくようになった、などなど。
そんなとき、私はお子さんの手をギュッとにぎって「大丈夫だよ。安心してパパもママも守ってくれるよ。」とお話ししている。
そして飲めるようだったらと、甘麦大棗湯を処方している。
これは、甘くて飲みやすい。
お子さんだけでなく、ママも不安そうにされていたら、お茶か水500mlぐらいに1日分とかして、皆で飲んだらよいよと説明している。
他にも、大人の方のPTSDには有名な神田橋処方の四物湯∔桂枝加芍薬湯。
パニックになっていたら、甘麦大棗湯∔苓桂朮甘湯。
抑肝散や抑肝散加陳皮半夏など、心に効く漢方はいっぱいある。
今日、大阪小児科医会の理事会で、日本小児科医会がだしている冊子
「もしものときに...子どもの心のケアのために」の存在を知った。
このサイトからダウンロードできる。とても良い内容で、お母さんたちに是非読んでほしいと思った。
Posted by さかざきひろみ at 19時26分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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