2013年10月26日(土)
外来状況 [クリニック情報]
今週は、ひたすらインフルエンザワクチンを接種していたような...。
まだ、冬型の感染症が大流行ということもない。
目立ったのは溶連菌感染症。
一部の保育園ではアデノウイルスが流行していた。
あとは、ウイルス性胃腸炎が少しふえてきた。
毎年寒くなると、必ずノロが流行し外来は一気に忙しくなるのだけど、今流行っているのは違うウイルスのよう。
RSは少し下火。
しかし、急に寒くなっているので、咳やお鼻がでているお子さんが多い。
昨日は、夕診に卵によるアナフィラキシーの1歳のお子さんが来院された。
以前にもアナフィラキシーをおこしたことがあるので保育所でも卵の完全除去されていたのだが、間違ってフレンチトーストを食べてしまったとのこと。
来院時は全身真っ赤で、喘鳴もひどい。
アドレナリンの筋注、点滴、吸入で、一旦症状は軽快したが、しばらくして再びじんましんが悪化する。もう一度、アドレナリンを筋注しょうかと考えたが、やはりこれは入院して一晩経過観察したほうがよいので、日赤病院にお願いした。
食物アレルギーで来院されるお子さんは多いが、皮膚症状だけであったり、また喘鳴があっても軽度だったりする。たいていは内服や点滴などで軽快するのだが、今回のような激しい症状は開院して初めてだった。
保母さんが、タクシーで来院されたのだが、本来なら救急車で大きい病院受診されたほうがよかったのかと思う。
しかし、何よりも絶対に誤食しないように予防することが一番大切だなあ。
Posted by さかざきひろみ at 21時53分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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