さかざKIDSブログ

2017年09月18日(月)

第45回日本小児東洋医学会 [漢方薬]

テーマは、「効果的な漢方治療を目指して〜よりよい病態把握と鍼灸とのコラボレーション」

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場所は名古屋の安保ホール。

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一般演題には、わたしもかおりんも参戦。
彼女のは「注意欠陥多動症の治療中に漢方薬を用いて食欲不振や興奮が改善した症例の検討」
ADHD児に対する彼女の優しい思い、何とかしてよくしてあげたいという思いが伝わってくる内容で発表を聞いていてとても勉強になった。

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私のは、「小児の反復性鼻出血に対する刺絡療法の有効性」
鍼灸や中医学の知識などあまりない私に、まり鍼灸院のまり先生がたくさんアドバイスして下さった。

おかげで、この渾身の2枚のスライドができあがった。
学会発表って、ちょっと面倒だなあと思うこともあるのだが、一生懸命勉強するので、結果得るものが多い。
まり先生、ほんとにありがとうございました。

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座長をしてくださった、鈴鹿医療科学大学 鍼灸学科助教授の水野海騰先生と。
実は、不覚にも前日から風邪を引いてしまった。のどが痛くて声がでにくい私に急遽、左胸あたりにある神蔵というツボに針をして下さった。
すると、不思議、声がでやすい。しかも美声やん??
さらに、鼻からのどにかけて広がった感覚。
ほんまにありがとうございました。
水野先生のご講演の「明日から役立つ小児鍼灸治療」も、とても興味深かった。実際の映像で、お子さんが気持ちよさそうに治療をうけている姿が印象的やった。

特別講演は、練馬総合病院漢方医学センター長の中田英之先生。現代人の色々な疾患の根源は脾胃(胃腸などの消化管)の問題があることを指摘された。
@砂糖問題(甘味はもともと薬だった。現代人は毎日薬を内服している)
A飲酒問題(お酒は神への捧げもの、それを常時飲めるようになった。)
B過食問題【スーパーには物が溢れている)
C冷飲食問題(アイス、冷たい飲み物が溢れていて体を冷やす)

様々な不定愁訴で来院された方には、まず養生を勧められるらしい。
甘いもの、果物、乳製品、冷たいものの中止。そして雑巾がけをする、姿勢をただす、夜は0時までに眠るなどを指導すると2週間後大抵症状はよくなっていて薬の処方がいらないと話されていた。たしかに、いかに漢方や西洋薬を処方しても養生ができてなかったらなかなか病気はよくならない。薬なしで治るのは最高の医療かも。

ただ、この話をされているとき、私の机には冷たい水とケーキが......。思わず隠したくなった。

最後は会頭講演、鈴鹿医療科学大学東洋医学研究所所長の西村甲先生。「漢方病態把握における取り組みと実践」
難しそうな題名やけど、漢方学的な小児特有の病態生理をわかりやすく説明して下さった。

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台風が接近しているのに、たくさんの方が聴講されていた。朝10時から16時まで、いっぱい勉強させて頂いた。
やっぱり漢方いいねえ。

そして、終了後は楽しい楽しいお食事会。
 つづく。

Posted by さかざきひろみ at 06時36分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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