さかざKIDSブログ

2013年06月27日(木)

夏風邪 [クリニック情報]

先週後半から、手足口病、ヘルパンギーナが増えてきた。
急な高熱と咽頭痛で発症。
熱がでてすぐのときは水疱がまだはっきりしないこともあるが、のどに水疱ができるためとっても痛い。

手足口病は、昨年流行したような発疹がひどいケースが多く手のひら足のうらだけでなく、肘や膝お尻にも発疹が沢山でている。

のどが痛すぎて水分もとれないお子さんもいるが、いっぱい口内炎があるのに、ふつーに食べてるお子さんもいる。どちらも、のどの痛みに負けずに経口摂取できるかということが重要になる。

外来でママ達からよく聞かれる質問
「うつりますか?」はい、ウイルスなのでうつります。
飛沫感染で、潜伏期は2-5日

「いつから登園できますか?」
どちらも症状があるときだけ感染力があるのではなく、元気になってもしばらくウイルスを排泄しています。お熱が下がって、咽の痛みもなく食欲が回復したら登園できます。
園をお休みするのは、流行を防ぐためよりも本人のためなのです。

「何を食べさせたらよいですか?」
噛まずに飲み込めるもの、ゼリー、プリン、アイス、とうふ、冷めたおじやなどがいいみたいです。水分もごくごく飲むのは痛いので、スプーンで少しずつあげてみてください。
オレンジジュースはしみるので、牛乳やカルピスウオーター麦茶などが大丈夫のようです。

「治療法は?」
ウイルス感染なので、有効なお薬はなく、もちろん抗生剤も不要です。
漢方が飲めるお子さんには、高熱でふうふうしているときは麻黄湯、のどが痛すぎるときは桔梗湯や桔梗石膏などを処方してます。
「どのぐらいで治りますか?」
個人差がありますが、だいたい数日ぐらいでよくなります。
お熱も2-3日で下がりますが、それ以上長期に続く場合はウイルス性の髄膜炎を合併していることもあるので、早めに受診して下さいね。

Posted by さかざきひろみ at 19時40分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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