さかざKIDSブログ

2016年04月08日(金)

さよならそしてありがとう

火曜日 義父がなくなった
86歳。
いつも元気で、人のことばかり心配する方だった。
昨年秋ごろ息切れがするということで病院にいったら、貧血があり精査で胃がんが見つかり、すでに肝転移もあった。
いったん入院されたが、あまりにも元気すぎるとのことですぐに退院。
年末お会いしたときも食欲があり、すたすた歩いて、警報が鳴ったとき私達を秋葉山まで誘導して下さった。とても転移がんがあると思えなかった。
それが3月19日に体調を崩して入院。
だいぶ悪いと主人に聞いていたが、お見舞いに行ったときは、ニコニコ大笑いされていた。
私が経験してきた癌の末期の患者さんたちとは全く違う。
思えばそれが最後、急に月曜日から容態が悪くなり、火曜日にそのまま天国へ。
主人が、あんな胃がんやったら早期発見したら助かったのにと。毎年の健康診断はされてなかった。きっと腫瘍マーカーは上昇していたはず。
癌は治る時代なので、それが私も残念でたまらない。

昨日はお通夜。
朝から嵐のようなお天気で、和歌山城の桜も散っていた。
きっとお義父さんが、桜も一緒にも持って行ったのかな。
私たちが和歌山に到着すると、雨がちょうどやんでいた。
これもお義父さんが気をつかってくださったのだろう。
今となっては、もっとたくさん孝行してあげればよかった。
優しくしてあげればよかった。
本当に悔やまれる。

式には色々なお花がたくさん。
こんなにたくさんのお花があるお葬式は初めて。
とても綺麗で、会場は百合の香り。
青森から百合もかけつけてくれて、私の横で号泣していた。

家族葬なのに、たくさんの弔問の方が来てくださった。
きっとお義父さん、喜んではる。

主人の喪主のあいさつ。
昨日も今日のお葬式も、物凄く胸につまった。
主人のお義父さんへの思いの深さが伝わってくる。
主人いわく、弱音をはいたり、文句やしんどいと言っているのを見たことがないらしい。いつもいつもありがとうの言葉。今回もきっと辛かったと思うのだが、最後まで我慢強い方だった。その精神を主人も受け継いでいるのね。

さようなら。
きっと天国でも人の世話ばかり焼きはるかな。
私のブログもとても楽しみにしてくれていた。
ありがとう。
私達も何事にも全力を尽くして頑張っていきますので、どうか見守っていて下さいね。

今日はクリニックを臨時休診させて頂いた。
皆さんご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
すでに、たくさんワクチンや乳児健診で予約が入っていたので心配したが、スタッフ達が手分けして連絡してくれた。
皆、ありがとうね。
スタッフが電話すると、皆さんこころよく変更してくださった。
なかには
「先生、お辛いでしょうが、どうぞ気落ちされませんように。」と私を気遣ってくださる方もいた。
ほんとにありがとうございます。

つくづく素敵な方たちに私は囲まれているのだなあ。

Posted by さかざきひろみ at 19時50分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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