2017年09月28日(木)

心配してもらう

昨日、夕方から雨の天気予報。
せっかく帰宅ランしたかったのに、残念。
でも走りたいなあと思って、
「ねえねえ、雨の中を走る練習も必要よね?」
すると、フルマラソンの先輩でもあるスタッフが、即座に
「そんなん、いりません。先生、絶対やめて下さい。身体こわします。」

しかし、午後診察終了後、雨はまだ降ってなかった。

さっさとランニングウエアに着替えて、走って帰ろうとしていると、
「先生、雨降りますって、やめてください。
でも、言うこときけへんからなあ。
もし、雨が降り出したら、絶対最寄りの駅から公共の交通機関で帰って下さい。」
「うん、わかった。
だけど、こんな格好で恥ずかしい。」
「走ってはったなあとわかるから大丈夫です。」

皆に、心配されたが、結局雨はふらず帰宅ランを完走。

最近、変なメールが多い。
記憶にない購入メールや、郵便配達メールとか。
「私、なんか買ったっけ?」スタッフに聞いてみるが、もちろんわかるはずない。
スタッフ曰く、「記憶にないのなら、絶対、クリックしたらあきませんよ。気をつけてください。」

いつも私は、人の心配ばかりしている。
だけど、人に心配されるって何だか心地よい。
守ってもらってるって感じ。

そして、高齢になった両親の心配ばかりしているつもりだったが、時々、母は私の好きなおやつをくれる。
「これ、ひろみちゃんこれ好きでしょう。ごめんね。いつも仕事大変なのにありがとう。」

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これは、源吉兆庵の陸乃宝珠。
マスカット オブ アレキサンドリアの実を丸ごと一粒、求肥で包み砂糖をまぶしている。一口でパクッと、あー幸せ、なんて美味。
3個ぐらいまとめて食べれそう。

左はたねやの栗きんとん。これも大好き。
しょっちゅう、買い置きしてくれている。
さらに、ウサギさんの可愛いお饅頭。

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幸せだなあ。

Posted by さかざきひろみ at 20時17分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年09月26日(火)

外傷・熱傷治療 [診療]

9月初めの外来小児科学会で参加したハンズオンセミナー
『外傷と熱傷の湿潤療法』
湿潤療法ってどうするの? −子どもの熱傷&外傷への対応 基礎と応用

2011年の外来小児科学会で、熱傷のワークショップにでてから、ある程度のやけどには外来で対応できるようになった。しかし、やけどの部位やら程度が様々あり、外傷のことも、もう一度きちんと勉強したかった。

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色々な症例の実際や、またグループにわけて実際に処置の方法を教えてもらったり、とっても勉強になった。
たしか、8人ぐらいでグループを作って、目の前にはこの患者さん役のキューピーさん。サランラップとか、いろいろな被覆材、ネット、テープなどもある。

私たちのグループには、東京のかるがもこどもクリニックのナース2人がついてくださった。もう熱傷と外傷のエキスパートで、細かいところまで丁寧に教えてもらった。ほんとにありがとうございます。

足の熱傷は比較的処置しやすい。手指の熱傷は、ちゃんと手指が動くように、こんな風に処置をする。あっという間に私の手は、プラスモイストでおおわれた。

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切創でのストリストリップの固定方法も細かく教えて頂いた。そのまま貼るのではなく、ピンセットでテンションをかけながらやると創がうまく縫合できる。だけど、実際はお子さんが泣いて動くので少し大変。

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ちょっとびっくりしたのが、頭部のきず。
なんと、髪の毛をひっぱって傷を合わせるというもの。
たしかに、これだと髪の毛をカットする必要もない。

クリニックは、ケガした!切った!やけどした!と受診される。
今回改めて色々な知識を得ることができた。
少しでも皆さんのお役にたてればと思う。

Posted by さかざきひろみ at 18時56分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2017年09月24日(日)

おたふくかぜで難聴! [診療]

当院では1才のときに、ほとんどの方が、MRワクチン、水痘ワクチンと一緒におたふくかぜワクチンを接種される。

MRと水痘ワクチンは、定期接種で無料だが、おたふくかぜワクチンは任意接種なので、費用がかかる。それでも、説明したら皆さん接種されている。

おたふくかぜによる合併症は、難聴、無菌性髄膜炎などが有名だが、無菌性髄膜炎はほとんどが回復する。しかし難聴は治療法がなくお子さんの一生にかかわる問題、目の前のお子さんたちをそんな目に合わせたくない。
必ず、おたふくかぜワクチンの必要性を説明している。

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先日、日本耳鼻科学会で、大規模な調査が行われ、おたふくかぜによる難聴がなんと2年間に314名も発症(うち両側難聴が14名)していることが明らかになった。難聴になった人を年齢別に見ると、10歳未満が49%と半数近くをしめたほか、10代が22%、20代が7%、30代が11%。

おたふくで難聴になる確率は1000人に1人ぐらいと漠然と言われていたが、実際はこんなにもたくさんの方が発症しているなんて、びっくりした。

おたふくで難聴になったお子さんのお母さんは、「おたふくかぜで難聴になるなんて知らなった。知っていたらワクチン接種をしたのに。」と大変悔やまれていた。

もちろん、ワクチンにも副反応はある。
しかし、自然感染による合併症に比べるとはるかに低い。
さらに、入園入学前に接種するよりも、1才時に接種したほうが、さらに副反応の出現率は低いと言われている。

実際、私自身経験したおたふくかぜワクチンで無菌性髄膜炎になった2例は幼稚園以上の大きなお子さんだった。
もちろん後遺症も残っていない。

1才になってすぐ、そして2回めは年長さんのMRワクチンと一緒にぜひ接種をお勧めしたい。
ただ、費用のかかるワクチンなので、事情があって接種できない方もいる。
本来なら、定期接種になるべきワクチン。
1日でも早くおたふくかぜワクチンの定期接種化を期待している。

Posted by さかざきひろみ at 15時08分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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