パパの話。
なぜか舌を噛んでしまって、舌の辺縁に大きな口内炎ができてしまったらしい。
とても痛くて、ご飯をたべるのに１時間以上かかる。
彼曰く、飲み込むときに舌が動くので、それが痛くて飲み込めないそう。

デキサルチン軟膏塗っても痛い。
ロキソニン飲んでも痛い。

かなり辛いらしい。

私に「何か、漢方ない？」

口内炎には、半夏瀉心湯（はんげしゃしんとう）、黄連湯（おうれんとう）、立効散（りっこうさん）など色々効くものがあるが、お家には半夏瀉心湯があった。

「これ、直接口内炎のところに塗ってみて。ちょっとしみるかもしれないけど。」

漢方の顆粒を、そのまま塗って、しばらくすると
「効いたっ！　ましや！」
えーこんなに早くと思ったが、その日は夕ご飯を普通に食べて、スープまで完食。
昨日までは、スープなどとても飲めなかったらしい。
彼は、すぐにネットで調べて「これ、抗がん剤の副作用の口内炎にも効くらしい。」と大喜び。
そんなことは、当然知っている。

２-３時間すると、また少し痛くなるらしいので、その都度塗りつけているらしい。

私は、御馳走を食べすぎて胃もたれしたり、上あごの粘膜がべろっとめくれたりするときに、よく飲んでいる。胃腸炎なんかにも良く効くし、錠剤もある。

パパは、私のおかげでいつも漢方薬の恩恵を受けている。
しかし、こんなに劇的に効くなんて、ちょっとびっくり。
パパはとても漢方薬が効きやすい体質のよう。

関係ないけど、昨日のスーパームーン、見ましたか？
とっても、キラキラで幻想的やった。きっと、いいことがありそう。

今年は９月27日。
お月さま、見えるかなあと思っていたら、ソファで寝そべっていた百合が
「あっ、お月さま。めっちゃ綺麗。」
何と、リビングから見えたのだ。
まさか見えるとは...。リビングからお月さま見たいというのが夢やった。

リビングから

お庭から

さっそく、パパとお庭でお月見。

百合は相変わらずソファでだらだらしていて、お庭には出てこない。お団子だけ食べている。

お月見団子は大好きなたねやさんの「きぬかつぎ」

お皿に並べると、ウサギさんみたいで可愛い。

たねやさんと言えば、この時期新栗の栗きんとん「西木木」もとっても美味。
先日もお抹茶と頂いた。
岐阜の川上屋さんの栗きんとんに匹敵する上品は美味しさ。

明日はスーパームーン。
通常より満月が大きく見えるらしい。
明日はひとりで月光浴。

今週の外来は３日間だけだったが結構バタバタしていた。
とにかく、お咳のお子さんが多い。マイコプラズマやRS。
それよりも、お熱が続き喘鳴があって、RSっぽいけど陰性の方が多かった。
中野貴司先生のお話によるとエンテロウイルス（EV）68というのが、結構検出されているらしい。EVというと、手足口病やヘルパンギーナを思い出すが、EV68は呼吸器症状が主らしい。そういえば、そのお子さんたちは皆下痢もひどかったので、やっぱりEV68か？

そして、土曜日午後は、またまたワクチンセミナー。
今回の会場は、クリスタルタワ-。
お天気がよく大阪城がとても綺麗にみえる。

講演�Tの福島若葉先生の疫学のお話は、難しいお話を実にわかりやすく説明して下さった。私はまるで学生時代にもどったかのように、講義に集中。それにしても福島先生カッコいい！

疫学のTest-negative designという方法は、インフルエンザという特性を考慮した今一番適したデザインとのこと。先生の研究によるとそれによるワクチンの有効率は結構高い。インフルエンザワクチンは効かないという意見もあるが、やっぱり是非接種をお勧めするワクチンだと実感した。

中野貴司先生のご講演は、ワクチンの有効性、安全性、有害事象や今後の課題、定期接種化の展望などについてのお話。実に興味深い内容で、あっという間の１時間だった。

恐れ多くも私は中野先生のご講演の座長を務めさせて頂き、御本にサインまで頂いた。ほんとに、いつお会いしても優しくて素敵な先生。

その日のディナーは花外楼の松茸懐石。松茸づくしで、とっても美味しくて完食。
これは、ニュー大谷のロビーでのお写真。会長の満面の笑顔。