2024年12月28日(土)
やんわり [漢方薬]
フローチャート発達障害漢方薬の書評を慶應義塾大学名誉教授の高橋孝雄先生に書いていただいた。
とっても素敵な書評。
「やんわりとした本です」という言葉がとてもうれしい。
書評の詳細はこちら。
https://note.com/shinkohigaku/n/ne1e06f0cd43c
そして今日で、2024年の診療が終了。
今週は、インフルエンザAが猛威をふるっていた。
すごい勢いで増えている。
マイコプラズマもまだなくならない。
ほかにもRS、感染性胃腸炎、溶連菌など。
そんな中、ほんとに久しぶりにネフローゼ症候群のお子さんがいた。和泉市民病院時代にたくさん診たけど、それ以来。
20年ぶりになる。
インフルエンザまだまだ増えているので、きっと休日診療が大変なことになる。
熱がでてすぐ受診しても検査は陰性になることが多い。
本人の状態がゆるせば、38度以上の発熱から12時間以上あけて受診されたほうがよいかと思う。
できればお熱などでずに、楽しい年末とお正月を過ごすことができますように。
Posted by さかざきひろみ at 20時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年12月12日(木)
冷えには漢方 [漢方薬]
だんだん冬らしく寒くなってきた。
今日は、まだ少しましかな。
外来にも冷えの漢方をとりくる方もちらほら。
西洋薬には身体を温める薬はないので、冷え症は漢方薬の独壇場。
冷えの保険適応病名がある漢方薬は以下の10個。
㉓当帰芍薬散㉔加味逍遙散㉕桂枝茯苓丸
㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯 ㊽十全大補湯
63五積散 71四物湯 106温経湯
108人参養栄湯 118苓姜朮甘湯
もちろんこれ以外にも身体を温める漢方薬はたくさんある。
体質にあわせて選ぶのがいい。
私がよく処方するのは以下のとおり。
㊳当帰四逆加呉茱萸生姜湯 手足がとっても冷たいしもやけになる。
㉓当帰芍薬散 冷え症で、浮腫みやすい。貧血っぽい。めまいやたちくらみ。
106温経湯 冷え症だけど、手足はほてる。唇が乾燥しやすい。
㉕桂枝茯苓丸 足は冷えるが上半身は暑い。瘀血の症状あり。(便秘があれば61桃核承気湯)
㉔加味逍遙散 足は冷えるが上半身は暑い。ストレスあり。
この5つは、月経トラブルにも有効。
㊸六君子湯 胃もたれと冷え
118苓姜朮甘湯 腰から下が冷たい水につかっている感じがする
㉚真武湯→おなかが冷えて水様下痢便
F八味地黄丸→加老による冷え。腰痛。夜間尿。
127麻黄附子細辛湯 冷え症のかぜに。
とにかくすぐに暖まりたいとき
また、附子末といって、身体を温める生薬があり、これを他の漢方薬に加えることもできる。
例えば当帰芍薬散加附子や、当帰四逆加呉茱萸生姜湯加附子など。
これは、娘から誕生日にもらった温灸器。
冷えのツボは、三陰交や関元などなど。
Posted by さかざきひろみ at 19時09分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年12月05日(木)
完成! [漢方薬]
フローチャート発達障害漢方薬の本が届いた。
発売は12月16日だけど、できたてほやほやを郵送していただいた。
ショッキングピンクの可愛い表紙。
宣伝のためにyoutubeチャンネルを撮影。
新興医学出版社チャンネルの動画はこちら
漢方jpの動画はこちら
この本は新見先生が執筆されたところがとても面白い。
さらに、著名な先生方のコラムも興味深い。
神田橋條治先生
漢方jp編集長 中山今日子先生
東京芸術大学保健管理センター 田中伸一郎先生
安房地域医療センター 小児科 市河茂樹先生
長野松代総合病院 小児科 池野一秀先生
埼玉医科大学 医学部国際医療センター 高橋秀寿先生
国立精神・神経医療研究センター 高尾昌樹先生
国立精神・神経医療研究センター 松本俊彦先生
ひびきメンタルクリニック 竹内今日生先生
皆さまありがとうございました。
来年1月10日は漢方jpのライブ配信予定。
Posted by さかざきひろみ at 20時14分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
【 過去の記事へ 】