2024年09月10日(火)

今日は [漢方薬]

今日の夜はWEBの漢方セミナー。

久留米大学医療センター病院長 先進漢方治療センター教授  惠紙 英昭 先生とご一緒させていただく。
なんと500名以上の先生が登録してくださった。
恵紙先生は、フクロウ型外来でとっても御高名。

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恵紙先生が、起立性調節障害のお話をされるので、私はそれ以外で、I柴胡桂枝湯、54抑肝散、O半夏厚朴湯、137加味帰脾湯、K柴胡加竜骨牡蠣湯の話と、思春期の月経トラブルに対する漢方薬の話。

そして、火曜日午後は多忙なことが多い。

診察終了後は、加圧トレーニング。
最近、このレボルワンというマシンが入って、かなりハードに。
上半身がキツイ。
だけど、ぎりぎりまで耐え抜く。それが楽しい。

加圧後はあべのハルカスで1週間分の夕食の買い出し。
通りがかったゲランに欲しかった香水があったので、ついでに購入。おまけを二つもつけてもらった。

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レボルワン

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さらに歯医者さんへ。

帰宅後夕食つくり。
今日は「サムゲタン」。
昨年まで作ったことがなかったのだけど、
娘が、晩御飯につくっていたので、作り方を聞いてみた。
まごっぴも大好きらしい。

彼女は炊飯器で作るのだが、私は圧力なべ。
ほんとに簡単。それ以来1−2週間に1回は食べている。
これを食べると、とってもパワーアップして元気になる。
スープが美味しすぎる。
赤いのはクコの実。手に入ったら棗なんかも入れてみたい。

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そして、生協の注文をして、19時から講演会。

色々多忙な日が続く。

Posted by さかざきひろみ at 18時04分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年08月04日(日)

猛暑 [漢方薬]

毎日35℃以上の暑い日が続く。

体温より暑い日もあるので、とても危険。
熱中症には、十分注意しないといけない。

とにかく予防が一番。
@定期的な水分補給
A適度な塩分補給
B長時間の炎天下での活動をさける
C日陰や帽子の利用
D涼しい服装
E体調管理 睡眠不足や栄養不足は要注意

睡眠と朝ごはんは特に大切かも。

そのうえで漢方薬。
外来でも、熱中症対策漢方薬を取りに来る方が多い。

まずはP五苓散。
屋外での活動が激しくなければ、五苓散だけでもOK。

運動部で激しい活動をする方は、
P五苓散+㉞白虎加人参湯。

これは、どちらも錠剤があるから便利。

私も朝に駅まで1km歩くので、必ず五苓散を飲んでいる。
昼に、屋外を長時間歩くときも五苓散。

そして、運動はしないけど、夏バテでへばっている人には
136清暑益気湯(せいしょえっきとう)。
これは、漢方界のユンケル㊶補中益気湯の夏バテバージョン。
ちょっと苦いけど、とても良いお薬。

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Posted by さかざきひろみ at 18時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年07月11日(木)

梅雨の漢方 [漢方薬]

梅雨時は、身体がむくみ重だるくなりやすい。
他にも、頭痛やめまい、はきけなどの症状があったり、なんとなく不調をおこしやすい。

東洋医学では水毒の状態。

水毒のある人の舌は、舌の辺縁に歯の痕がついて(歯痕舌)、舌が浮腫んで大きくなっていることが多い(胖大舌)。
また、お腹の所見で、腹部大動脈の拍動がよくふれる(臍上悸)、胃のところをたたくと、ちゃぽちゃぽ音がする(胃内停水)などが見られることがある。

漢方薬ではP五苓散が大活躍。
先日のオンライン勉強会でも、各クリニックで五苓散を処方する頻度が増えるらしい。

ある先生は、梅雨の朝には、五苓散を2包内服するとのこと。

五苓散は、身体の水のバランスを調整するくすりで利水剤ともいう。
利尿剤は脱水があっても尿量を増やすが利水剤は、脱水の場合は尿をださない。身体の中の水の分布を調整してくれる。

利水剤として有名なのは、
㊴苓桂朮甘湯:水のバランスをよくするだけでなく、精神安定作用もある。パニックなどにも処方される。
㉚真武湯:全身の冷えがあるタイプで下痢しやすい。
 床にすいこまれそうなめまい。
㊲半夏白朮天麻湯:胃腸が弱く虚弱タイプ
  補中益気湯が効く人で、頭痛やめまいがあるタイプに
㊵猪苓湯:頻尿など尿トラブルがある場合 
㉛呉茱萸湯:片頭痛によく処方されるが、とってもまずい。
五苓散が無効で、胃腸虚弱で冷えが強いとき
㊸六君子湯:胃もたれと冷え、食欲不振
㉓当帰芍薬散:血のめぐりが悪い(血虚)と水毒タイプ
R小青竜湯:鼻水も水毒。鼻水が多く湿った咳をしている場合に。

ちなみにめまいの名言で、
『立てば苓桂、回れば沢瀉、歩くめまいは真武湯』
立ちくらみには「苓桂朮甘湯」を、天井がグルグル回るようなめまいには「沢瀉湯」を、そして歩行時のフワフワ感には「真武湯」。
沢瀉湯というのは、エキス剤にないので、五苓散で代用。

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Posted by さかざきひろみ at 18時52分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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