2026年06月04日(木)

98番 黄耆建中湯 [漢方製剤]

おうぎけんちゅうとう

99番小建中湯に黄耆を加えたもの。

中というのは、東洋医学で消化吸収にかかわる腹部全体を意味し、建中というのは、その機能を建て直すということになる。

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小建中湯は胃腸が弱くお腹を痛がる虚弱児のくすり。

黄耆というのは、神農本草経に、虚を補い小児の百病を治すと記載されている。

黄耆の作用としては、汗をコントロールして皮膚の状態をよくする。
また、排膿作用、滋養強壮効果もある。

したがって、胃腸虚弱児で皮膚が弱いお子さんの体質改善に有効となる。 
詳しくは次回の小建中湯で。 

Posted by さかざきひろみ at 19時20分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2026年05月14日(木)

97番 大防風湯 [漢方製剤]

だいぼうふうとう。

これは人参と黄耆を含む参耆(じんぎ)剤で補中益気湯の仲間。
また血虚の代表である四物湯も含む。

だるいしんどい、栄養障害っぽい人のリウマチバージョン。

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この薬は鶴膝風(かくしつふう)といって、膝関節が大きく腫れ、周囲の筋肉が痩せて、その結果、鶴の細い脚と膝のように見える状態に有効と言われている。

とにかく、身体を元気にして、温めて、血行を改善する。さらに痛みもとってくれるお薬。
高齢者で、弱った人のリウマチの薬としてよく処方される。

ちなみに杜仲は杜仲茶に含まれて、筋骨を強くする生薬でもある。
ただ、小児科では、ほぼ処方することがない薬。

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Posted by さかざきひろみ at 19時05分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2026年04月29日(水)

96番 柴朴湯 [漢方製剤]

さいぼくとう。

炎症をおさえる小柴胡湯と抗不安作用のある半夏厚朴湯をあわせたもの。
出展は本朝経験方で、江戸時代に日本でつくられた薬。

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キーワードは、長引く咳とストレス。
咳をしては、いけないと思ってがまんしないといけないと思えば思うほど咳がでてしまうようなとき。
小児科領域では、咳チック、心因性咳嗽などに有効。
しかし、飲みにくいので、代わりに半夏厚朴湯の錠剤を処方することもある。

90番から96番までは咳に関する処方。
95番五虎湯は小児科領域でもよく使うが、あとはかなり飲みにくい。

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お花が咲き乱れる良い季節になった。

Posted by さかざきひろみ at 18時08分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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