2025年10月16日(木)
深堀エッセンシャル漢方 [漢方薬]
内科臨床誌『medicina』10月発行増大号、
「深堀エッセンシャル漢方1対1対応の一歩先へ」。
こむら返り→芍薬甘草湯、かぜ→葛根湯などの1対1のイメージからさらに先のイメージに進むために企画されたとのこと。
対象は漢方初学者の先生。
内容は、
座談会「ジェネラリストのための漢方診療〜初学者の壁を超えるには〜」
初学者からよく受ける質問(12)
患者からよく受ける質問(4)
エッセンシャル処方(14処方)
注目すべき生薬(5)
シーン別頻用漢方薬(8)
さらに鍼灸のことも記載されている。
とても勉強になる内容で、ご興味があればぜひ読んでいただきたいと思う。
私は企画の樫尾明彦先生に推薦して頂き、「小児科で使いたい漢方薬」を担当させて頂いた。
たしか、6月ごろ原稿を提出したように思う。
雑誌の原稿があると、書き上げるまで少し憂鬱になるけど、
書き始めたらあっという間。
しかも、改めて色々調べるので、とても勉強になる。
今回、小児科で使いたい漢方として、
小建中湯、甘麦大棗湯、抑肝散、五苓散、麻黄湯の5つをあげた。
葛根湯加川芎辛夷も入れようか迷ったのだけど、処方を増やすよりは、まずはこの5つを知っておくと役に立つ。
たくさんの著名な先生方と一緒に執筆させて頂きとても光栄なことだ。そして、少しでも多くの先生が漢方薬を日常診療に取り入れていただけたらなあと思う。
Posted by さかざきひろみ at 18時42分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
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コメント
樫尾先生
コメントありがとうございます!
とても嬉しいです。
葛根湯加川芎辛夷は実はうちの処方N01なのです。
錠剤もあって処方しやすく、お子さんたちも効果を実感されます。この度は参加させて頂きてありがとうございました!
坂崎先生、ご紹介ありがとうございます。そして、貴重なお原稿改めましてありがとうございます。葛根湯よりも葛根湯加センキュウ辛夷なんですね、拝見したかった気もしますが・・・「小児科で使いたい漢方薬」特に、クリニックで働くジェネラリストの先生方は、小児も診ていることも少なくなく、どの処方も重宝するかと思われます!

