2024年07月20日(土)

外来状況 [クリニック情報]

梅雨があけたのか、とっても暑い。

そんな中、新型コロナが増えている。
今、流行しているのは、冬場に多く検出されたオミクロン株「JN・1」から派生した変異株「KP・3」。まあ、型が変わっても、現場ではあまり関係ない。

大阪市の感染症情報でも上昇傾向。

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他には、マイコプラズマも多い。やはりオリンピックの年に流行する。これは、咳が特徴的。

小さいお子さんたちはRSウイルス。
さらに、インフルエンザAも少ないながらまだあるのでびっくり。

でも、普通の夏風邪も多い。
コロナが流行すると、検査を希望される方が増える。
鼻の検査はほんとに辛い。
小さいお子さんたちが、ただ熱だけで検査するのは可哀そう。
周りで流行しているとか、家族にコロナがいるとか、非常に疑われる場合だけでいいのではないかとも思う。

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大好きな桃とさくらんぼ。
たくさんいただいた。
朝、桃をまるごと食べるのが楽しみ。

フルーツは夜たべると太ってしまうので、朝がおすすめ。
まさに朝のフルーツは金。

Posted by さかざきひろみ at 19時09分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年07月13日(土)

お口あーん [クリニック情報]

1歳の○○ちゃん。
診察室に入って、私の顔をみるなり、まずお口をあーん。
「もしもしからね」と言って、聴診器で音を聞いているときも、私と目があうと、また口をあける。

診察のとき「お口あーん」って、繰り返してたのを覚えてくれたのね。
○○ちゃんは、ばいばいっていったあとも、私と目が合うと口を開けていた。
私の顔=「お口あーん」
ほんとに可愛い。

2歳の○○くん。
診察室に、Tシャツを手であげながら入ってくる。
そして、椅子に座ると、服をあげて、おなかを見せてくれる。

この子は、もしもしのとき、お洋服を上げるのを覚えててくれたのね。

だけど、お口あーんや診察をとっても嫌がるお子さんも多い。
無理に舌圧子で、口をあけて喉をみたことが、とっても嫌な経験として残っているから仕方ない。

上手にお口をあけたら、ライトだけで、舌圧子はいらない。
口をあけてくれても、舌を下げないと喉はみえない。
「あー」って大きな声をだしたら、のどが見えるのだけど、なかなかコツをつかむまでは難しい。

だけど、一度舌圧子なしで、喉をみせれたら、辛くないことがわかって、次から大丈夫。
そこまでが、時間がかかることも多いけど、なぜか突然できるようになる。
それが、お子さんたちの成長かな。

外来では、インフルエンザは下火に。
新型コロナが増えてきた。
小さいお子さんたちの高熱は手足口病が多い。
大きなお子さんたちの長く続く発熱と咳はマイコプラズマ。

7月になって、お熱の方がとっても多い。

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Posted by さかざきひろみ at 19時16分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2024年06月22日(土)

マイコプラズマ [クリニック情報]

今週も手足口病が増えている。

あとアデノウイルス、溶連菌感染症。
そして、久しぶりにインフルエンザA。
ちょっとびっくり。

大阪市の感染症情報は以下のとおり。
やっぱり手足口病がトップ。
新型コロナがじわっと増えている。

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他にも、マイコプラズマ感染症。
これは4年に1回、オリンピックの年に流行すると言われている。

マイコプラズマとは?
ウイルスと細菌の中間の性質と大きさを持つ病原体で、肺炎、気管支炎などおこすが上気道炎症状のみのお子さんもいる
感染経路 
@咳・くしゃみなどの飛沫感染
A病原体がついた手で目や口、鼻などを触ることによる接触感染
潜伏期間 2〜3週間。他の感染症に比べて長いのが特徴。

症状
とにかく咳がひどい!
(はじめ乾燥した咳→痰がらみの湿ったしつこい咳)外来で待っている間もとにかくずーっと咳がとまらない。また、咳は発熱から遅れて始まることも多い。

大きいお子さんでは熱もなく元気で、咳だけが続いていることもある。乳幼児はかかっても肺炎にならずにカゼで終わることが多く、 年長児の方が肺炎になりやすい傾向にある。
マイコプラズマになって、肺炎になるのは、全体の3-5%。
発疹がでることもある。

診断
迅速診断できる方法があり、クリニックでは主にこれを使用している。しかし、感度が低く偽陰性にでることも多い。
また、のどの奥を綿棒でゴシゴシするので、お子さんにとっては、辛い検査。本当に必要な場合だけに検査をするべきと思う。総合病院では、PCR検査があって、比較的早期でも診断できる。

治療
マクロライド系(クラリス)が第一選択。
耐性の場合は、オゼックスや9歳以上ならミノマイシン。
今シーズンは今のところ当院でクラリスが無効であったのは2例だけ。

軽症例に最初からミノマイシンやオゼックスなどのニューキノロン系を安易に使ってしまうと、さらに多剤耐性のマイコプラズマになる可能性がある。
また、ミノマイシンは9才未満の小さいお子さんは歯が黄色くなったりするので、使えない。
さらに、免疫反応が強く出てステロイドが必要な場合もある。
自然治癒例もあるのでお薬は慎重に選びたい。

Posted by さかざきひろみ at 19時11分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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