2022年06月25日(土)

3度目の [診療]

この暑さの中、東京の小学校でインフルエンザによる学級閉鎖のニュース。
都内で学級閉鎖になるのは、2020年3月以来。


そして、オーストラリアでインフルエンザが急増しているらしい。オーストラリアでの流行は、その後の日本の流行を予測する上で参考になることが多い。
また、現在海外との交流も緩和され、海外から持ち込まれる機会も増える。

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オーストラリア保健省

過去2年間はオーストラリアでの流行もほとんど見られず、日本でも同様だった。
私が最後にインフルエンザの患者さんを診察したのも、2020年の3月。

この2年間、インフルエンザの流行がなかったため免疫を持たない人が冷えている。
もし、この冬流行すれば、大流行になる可能性が高い。

今まで、新型コロナとインフルエンザが同時流行したら大変だと思いつつ、2年間は同時流行しなかった。

とても嫌だが、3年目の正直になるのか。
はたまた、インフルエンザだけになるのか。

色々なことがあるが、ひとつずつ乗り越えていかないと。

Posted by さかざきひろみ at 19時49分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年06月12日(日)

アデノって?? [診療]

アデノウイルス、手足口病、ウイルス性胃腸炎が増えている。
コロナウイルスは、ほんとに減ったがゼロにはならない。

今日はアデノウイルスについてのお話し。

アデノウイルスは今は80種類以上とも言われている。
たくさんの種類があるので、何度でもかかる。

潜伏期間は5-7日。
結構長いので、兄弟で1人がかかって、治癒するころに下の子が発症したりする。

感染経路は、メインは飛沫感染。
昔は、ちゃんと消毒されていないプールから感染したことからプール熱と言われたりしたが、プールだけでうつるわけではない。

主なタイプ
1)咽頭結膜熱(プール熱)
高熱が3〜7日持続し、扁桃腺が腫れる。両目または片目が真っ赤に充血し、目やにが多い。その間、頭痛、腹痛や下痢を伴うこともある。
2)扁桃腺炎
扁桃腺に膿がつき、高熱が3〜7日間続くことも多い。
今はこのタイプが流行しているよう。
3)流行性角結膜炎
これが一番感染力が強い。
結膜だけでなく、角膜にも炎症がおこる。
両目が腫れて真っ赤になる。治るのに一番時間がかかる。
4)胃腸炎
乳幼児に多くて、嘔吐、下痢、腹痛あり。あまり高熱がでないことが多い。
5)出血性膀胱炎
おしっこをするときに痛みが強く、血尿(赤い尿)がでる。
6)上気道炎・気管支炎
いわゆるかぜの原因にもなる。

治療は、ウイルス感染なので、対症療法のみとなる。
もちろん、どんなに高熱でも抗生剤は不要。
抗炎症効果を期待して、漢方薬が有効なこともある。
扁桃炎タイプには109小柴胡湯加桔梗石膏、目の炎症がひどすぎる場合は㉘越婢加朮湯などもいい。

登園停止になるのは、プール熱と流行性角結膜炎だけになるけど、アデノになったと園にいうと登園許可証をもらってきてくださいと言われることが多いよう。

しかし、アデノウイルスは、目や咽頭から2週間、便からは3-4週間排泄されるので、出席停止だけで、感染を予防することは難しい。

予防は、生活習慣を整えて、しっかり手洗いすることが一番かな。

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今年も百合が綺麗に咲いた。

Posted by さかざきひろみ at 17時14分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

2022年05月21日(土)

帯状疱疹予防に [診療]

帯状疱疹は、子どものころにかかった水ぼうそうのウイルスが神経節にひそんで、過労やストレスなどで免疫力が低下すると、発症する。
赤い水ぶくれのある発疹が、身体の片側だけにおこり、とっても痛い。
また、やっかいなのは治ったあとも神経痛が残る。
 (帯状疱疹について詳しくはこちら

できたら罹りたくない病気のひとつ。
これに、予防のワクチンが2つある。

どちらも対象年齢は50歳以上。

@水痘ワクチン
 子どもに接種する水痘ワクチンと同じで、2016年から帯状疱疹予防として認可された。
生ワクチンで皮下注射。
接種回数は1回だが、予防の持続期間は5年程度なので、5-7年ごとに追加接種が必要となる。
発症予防効果は約60%で料金は当院では6000円。
生ワクチンなので、妊婦さんや免疫不全の方には接種できない。

Aシングリックス
2020年に認可された不活化ワクチン。
2ヵ月あけて2回接種が必要。
発症予防効果は90%と高く、持続期間も9年以上と長い。
ただ、1回2万円以上で、2回接種が必要となるので、費用が高い。
また、筋肉注射なので、接種時の痛みがある。
不活化ワクチンなので、免疫不全の人も接種可能。

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どちらのワクチンがよいかは、いちがいには言えないが、とにかく帯状疱疹にはかからないほうが絶対よい。
50歳以上の方は、ぜひ接種をお勧めしたい。
ちなみに、私も主人もシングリックス発売前だったので、水痘ワクチンを接種。
5年以上したら、また追加で接種をする予定。

Posted by さかざきひろみ at 20時07分   パーマリンク   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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