2011年07月02日(土)
皮膚科領域漢方セミナー [漢方薬]
土曜の午後、漢方セミナーに参加した。
今回は皮膚科領域について。
皮膚科専門の先生のお話を聞くことはめったにないので、知らないことも多くとても勉強になった。
第一演題の河合先生が、新生児座瘡はおそらく全部マラセチアが原因だと断定されていた。これについては、初めて知ったのでびっくりして、思わず質問してしまったが、抗真菌剤を処方したほうがすぐに治ると教えていただいた。
また、河合先生のアトピー性皮膚炎へのおすすめは、柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)+リザベン。私もたまに柴胡清肝湯を処方しているけど、残念ながらこの薬はとってもまずい。
第二演題の小林先生は市大の皮膚科の先生で、とても有名な先生なのだが、今回初めてご講演を聞いた。
現代西洋医学の正しい知識のもと診断し、そこに漢方薬も併用する。さらにそれだけでは治らず、患者さんの生活習慣や環境や心因的なものまで配慮することが必要であるといわれていた。特に食養生がとても大切であると教えていただいた。日本の伝統的食事(お米、とくに玄米、煮野菜、魚など)はとてもよい。
甘い物、脂っこい物、お肉をひかえただけで、またパン食をお米主体に変えただけで、湿疹が軽快する例もあるようだ。
難治性のアトピーの方も、初めはステロイドや漢方薬を必要としたが、生活習慣も改善することで、最終的にはお薬がいらなくなることもあるらしい。
小林先生は話し方、雰囲気も優しく、お話しを聞いているだけで、いかに患者さんのことを考え、大切にされてるかということが伝わってきた。横浜の熊谷先生にちょっと似ている。もし私が皮膚科の病気になったら是非この先生に診て貰いたいと思ってしまった。
Posted by さかざきひろみ at 21時02分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年06月30日(木)
6月30日
今日は娘の21才のお誕生日。
家族でお祝い...と言いたいところだけど、娘は王子とデート。
お誕生日は彼氏と過ごすほうが絶対いいに決まってるよね。
しかたないか。
美人でないのがちょっと残念だけど、
時々私がどきっとするるほど色っぽく綺麗にみえることがある。
主人に似た色の白さと首の長さのせいだろうか?
見た目はともかく、素直に健康に育ってくれてとても嬉しい。
私と同じ医の道を選び、また私の大好きなダンスが娘も大好きだ。
踊っている娘は、とっても生き生きと魅力的で私はダンサーYURIのファンなのだ。
娘の誕生日、クリニックでの雑務をほおりだして、私もスタジオで踊ってきた。
エネルギー満タンで気持ちスッキリ。
また明日からも頑張れる。
帰宅すると、母からの御馳走も。
このでっかいお鯛さんを母はいつも差し入れしてくれる。
なんといっても母の手作りのお赤飯は絶品だわ。
とっても柔らかくって、小豆がいっぱい。
御馳走を一人で食べつつ、あらためて
百合ちゃん、21才のお誕生日おめでとう。
Posted by さかざきひろみ at 18時39分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2011年06月26日(日)
夏の外来 [クリニック情報]
急に、とっても暑い。
今年は節電しなくては、とずっと我慢していたクーラーをついにつけてしまった。
しかしまだドライモードをすこしだけ。
もうちょっと頑張ろう。
そして、外来でも夏風邪本番。
手足口病、ヘルパンギーナ、プール熱を私は夏風邪3兄弟と呼んでいる。
中でも手足口病、ヘルパンギーナが大流行。
突然の高熱だけで、夏風邪と診断していたお子さんも、翌日や翌々日に手足に発疹がでてきて来院される。
のどをみると水疱があり「手足口病」という場合も多い。
どちらにしろ効くお薬もないので治療方針は変わらない。
他には、下痢をしているお子さんも多い。
その中には、ウイルス性胃腸炎、細菌性胃腸炎、冷たい物の飲み過ぎなど原因はさまざまだ。
おたふくかぜの勢いは止まらない。
さらに水痘もふえてきた。
突然の暑さで、赤ちゃん達は皆あせもがひどい。
この時期は、あせも、虫さされ、とびひとの戦いだ。
暑さの中、忙しい日々が続く。
Posted by さかざきひろみ at 08時56分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
【 過去の記事へ 】