2026年04月30日(木)
水ぼうそうが増えている
なんと、近隣の小学校が、水ぼうそうで学級閉鎖。
それ以外でも水ぼうそうのお子さんが増えている。
水痘ワクチンは2014年10月1日から定期接種となり、1歳から3歳未満までに、2回接種できるようになった。
それ以降は水ぼうそうの患者さんはほとんど診なくなっていた。
ただ、12歳以上のお子さんはワクチン未接種かまたは1回接種の方も多いかもしれない。
水痘は、空気感染なので、同じ空間にいるだけでうつってしまう。
また帯状疱疹の発疹から接触感染で、水痘にかかることもある。
潜伏期間は14日程度。
発疹が現れる1から2日前から水痘の発疹が完全にかさぶたになるまで感染力がある。
水痘の発疹は、時間によって変化していくのが特徴。
まずは、顔や体から、赤い発疹ができ、それが全身に広がって、次第に水ぶくれになり、最後はかさぶたになる。
頭の中や、口の中にも発疹ができることもある。
またかゆみも伴う。
発熱することも多い。
ワクチン未接種だと、全ての発疹がかさぶたになるまで約1週間かかってしまう。
2回接種のお子さんに関しては、発疹が治っていく過程が早く、痕が残らないことが多い。
水痘ウイルスは、一度感染すると体内に残って、後日ストレスや疲労などをきっかけに帯状疱疹を引き起こすことがある。
また、水痘患者と接触し、72時間以内に水痘ワクチンを接種すると多くは予防できる。
水痘は有効な薬もあるけれど、ワクチン未接種の大人がかかると、高熱がでて、発疹もひどくなる。
また、以前勤務医の頃、水痘罹患後に血球貪食症候群になったお子さんを2例も経験したことがある
他にも脳炎や肺炎の合併症もあるので注意が必要である。
Posted by さかざきひろみ at 17時28分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年04月29日(水)
96番 柴朴湯 [漢方製剤]
さいぼくとう。
炎症をおさえる小柴胡湯と抗不安作用のある半夏厚朴湯をあわせたもの。
出展は本朝経験方で、江戸時代に日本でつくられた薬。
キーワードは、長引く咳とストレス。
咳をしては、いけないと思ってがまんしないといけないと思えば思うほど咳がでてしまうようなとき。
小児科領域では、咳チック、心因性咳嗽などに有効。
しかし、飲みにくいので、代わりに半夏厚朴湯の錠剤を処方することもある。
90番から96番までは咳に関する処方。
95番五虎湯は小児科領域でもよく使うが、あとはかなり飲みにくい。
お花が咲き乱れる良い季節になった。
Posted by さかざきひろみ at 18時08分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2026年04月26日(日)
外来状況
外来では、黄砂の影響かアレルギー症状を訴えるお子さんが多い。
鼻つまり、目がかゆい、さらに顔の湿疹の悪化など。
熱がでるお子さんも増えた。
しかし、インフルエンザでも新型コロナでも、アデノでもない。
RSウイルスやヒトメタ、溶連菌などもあるが、それほど多くはない。
いわゆる風邪のお子さんが多い。
ウイルスが様々なので、熱が1日で下がる人もいれば、
風邪のウイルスだけど5−6日続く場合もある。
そして、麻しんの話題。
新宿の小学校の麻疹の集団感染は、児童24人、教職員5人の計29人の感染が新たに確認されて、感染者は47人となった。
成人が6人、児童の4人は1回、3人は未接種。
1回接種の方がこんなに多い、ましてや未接種が3人もいるとは。
学校や園の中で、未接種の方や1回しか接種しない人が多いと、そのなかで、麻しんは流行してしまう。
麻しんが発生すると、その周りの接触者に対して、PCR検査等を実施する。
新宿区のケースでも、患者さんの周りのPCR検査を実施したことにより検査陽性が多数でた。
ワクチンを2回接種している人は、症状はないかあってもごく軽くて、検査をしなければ麻しんと診断できないレベル。
2回のワクチン歴があれば軽症で済む、他の人へうつすほどのウイルス排出がないことは、感染症研究所の研究でも明らかにされている。
学校や園の集団の中で、2回の麻しんワクチン接種率が高いことが流行を広めない手段となる。
大阪ではまだそれほどでもないが、きっとゴールデンウイークで今後大阪でも増える可能性は高い。
麻しんワクチンの2回接種が自分のため、周りの人のために一番大切。お子さんはもちろんだが、学校の先生や幼稚園、保育園の先生方はワクチンの2回接種を徹底してほしい。
Posted by さかざきひろみ at 17時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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