2011年03月10日(木)
保育園健診
今日は、嘱託医をしている保育園の健診にでかけた。
全員ではなく、新入園のお子さんと0-2才児のクラスのみ。
保育所はクリニックから自転車ですぐの所なので、知っているお子さんがとっても多い。
元気なときは、こんな感じなんだなあって思う。
それとさすがに、新入園のお子さんは鼻水ひとつたれてないけど、在園児の赤ちゃんクラスは鼻水かぴかぴ。
1才児クラスの診察をしているときのこと。
さかんに、聴診器に興味をしめす可愛い女の子がいた。
別のお子さんを診察してるの合間にもずっと
「これなに?」
「ち・ょ・う・し・ん・き、っていうの。」
「ちょうちんき。」
「これなに?」」
「ち・ょ・う・し・ん・き、 っていうの。」
「ちょうちんき。」
この会話は、健診の間、おそらく10回以上繰り返した。
最後にさよならするとき彼女は私に言った。
「ちょうちんき、ばいばい!!」
私はちょうちんきになってしまった。
Posted by さかざきひろみ at 18時10分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
2011年03月09日(水)
ワクチン、見合わせ継続 [診療]
昨日、厚生労働省の専門家会議がありました。
「いずれも接種との明確な因果関係は認められない」と判断されたものの、さらに情報収集が必要とのことで、2週間後の会議の結論まで見合わせが続くこととなりました。
詳しい資料はこちら
この見合わせ期間の間に、ヒブや肺炎球菌による細菌性髄膜炎にかかってしまうお子さんがいるのではないかと思うと、とても心配になります。
どうか、1日でも早く接種再開になりますように。
VPDのHPに日赤医療センター小児科:薗部友良先生の保護者の方にむけての説明文が掲載されています。
有害事象と真の副作用の違いなど詳しく説明されています。
今日、当院でのミーティングでもスタッフにこの文章を紹介して、今回の件について話し合いをしました。
皆さんも、是非お読み下さい。
Posted by さかざきひろみ at 19時36分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 2 )
2011年03月05日(土)
ヒブ、小児肺炎球菌ワクチンの一時接種見合わせ
ヒブ、小児肺炎球菌ワクチンの接種後に死亡する事例が4件続いたということで、厚労省はワクチンとの因果関係の結論が出るまでの間接種を見合わせるよう通達を出しました。
これは、私にとって、とても衝撃的なニュースでした。
ほとんどの小児科医にとって同じような思いだったのではないでしょうか。
朝、診療をしていても何度もこのことが頭に浮かびました。
やはり同じ時期に4人というのは、見過ごすことはできない人数で、因果関係が不明ですが、しばらく接種を見送るのはやむを得ないかと思います。亡くなられたお子さんと御家族のことを思うと本当に胸が痛みます。心からご冥福をお祈りいたします。
ただ、ヒブや肺炎球菌で命を落としたり重い後遺症を残すお子さんがたくさんいらっしゃるのも事実です。
この2つのワクチンは細菌性髄膜炎を非常に高い確率で予防し、これから多くのお子さんの命を救ってくれるはずでした。
何よりも、せっかく日本のワクチンが世界標準に追いつく方向で進んでいたのに、それが今回の件をきっかけに後退してしまわないようにと切に思います。
また、厚労省は、8日に専門家を集めた検討会を開き、接種の再開を判断するということです。3/7-11の間にすでにご予約をされている方に関しましては、順にご連絡をしておりますが、お電話がつながらない方もおられます。努力はしておりますが、ご連絡がとれない場合は誠に申し訳ございませんがご理解のほど宜しくお願いいたします。
それ以降にご予約されている方に関しましては、厚労省の判断を待ってご連絡させていただきます。
今回の件について、とてもわかりやすくまとめた文章をみつけました。
是非ご参考にしてください。
Posted by さかざきひろみ at 20時56分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 5 )
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