インフルエンザはすっかり下火。
１日に１人か２人。
流行の開始は早かったけど、終息も早いよう。

溶連菌感染症は流行しているが、それは通年のこと。
他にはRSが流行している保育園もある。
RSのような症状だが、陰性の場合はヒトメタニュウモウイルス。
毎年この時期から増えるので要注意。

意外なのは、マイコプラズマ感染症の流行。

いつも迅速キットで検査しても陽性になることが少ないのに、次々と陽性になる。

マイコプラズマは、頑固な咳が特徴的で本人は比較的元気。 お熱も夜にはでるが、朝に下がっていることが多いので、普通に登園しているお子さんもいる。
潜伏期は２-３週間と長く、咳はくしゃみなどの飛沫感染でうつる。
のどの迅速診断があるが、初期には陰性であったり感度が鈍く、検査だけでなく症状や経過で診断することも多い。
マイコプラズマにかかっても全員が肺炎になるわけでなく、上気道炎症状や軽い気管支炎ですむ場合もある。
治療は、マクロライド系の抗生物質が有効。

ただ、これがとってもまずいのが難点で、飲ませるのには工夫が必要。

最近は抗生物質の使い過ぎで、マクロライド耐性のマイコプラズマが増えていたが、今回のは比較的有効のよう。
なかなか解熱しない、くすりが内服できない、全身状態が悪くぐったりしているときは入院加療も必要となるけれど、たいていは外来治療で治る。

どれも咳がひどい。

もうすぐ卒業のお子さんも多く、あと少し元気に登園できますように。

日曜日は、岡本健治先生の卒寿のお祝いの会。

卒寿という言葉を知らなかったのだが、数えで90歳のお祝い。
それだけでも素敵なのに、岡本先生は現役の小児科の先生。
そして、必ず色々な勉強会にも出席されて、とてもにこやか。お会いするといつも心が暖かくなる。

場所はハルカスのマリオットホテル。

文化講演会は、｢大阪城の謎と魅力｣について。
もと歴女だったので、とても楽しみにしてたのだけど、2部で司会をする予定があったので、そのことで頭がいっぱいになっていた。残念。

全体の司会は東野先生。
私の担当は少しだけだけど。
偉い先生方の紹介を間違えないように、藤谷先生のように上品に話そうとかなり頑張った。
欠席された先生のお手紙の代読もあった。
はたして、司会者さかざきはうまくいったのだろうか。

司会が終わって、テーブルに戻ると、お魚料理、お肉料理、デザートまでならんでいた。
おなかが空いていたのを思い出し、まずはお肉から。
ステーキを3口で頂き、どうしようか迷いつつ、お魚料理も食べてしまった。
デザートのチョコブラウニーと抹茶アイスはとっても美味。
フレンチのコースをこんなに一気に食べたのは初めてだ。

前もって、試食会で頂いていたのだが、その時よりもとっても美味しくなっていてびっくり。
さすが、藤谷先生。

ばたばたしていてお写真はこれぐらい。
20階で夜景もとても綺麗だった。

とても心暖まる会だった。
大阪小児科医会っていいなあ。
このような会に仲間入りさせて頂いて幸せやなあ。
ありがとうございました。

主人が参加した尼崎の小児科関連の会合での話。

主人が別の先生と私のことを話していたとき、
となりにいたN先生が
｢えー、もしかして、先生の奥さんって
大阪で小児科を開業している歌って踊れるさかざき先生ですか？｣
主人｢はい、そうです。｣

主人は間違っている。
私は踊ることはできるが、とても音痴なので歌えない。
主人にとっては、歌も踊りも一緒になっているよう。

N先生は、私とは顔見知りだったけど、主人とは初対面だった。
後日N先生とお会いしたときに、
｢ご主人に会ったわ。びっくりした。｣
そう、主人から私を絶対想像することはできない。
全く正反対。
陰と陽、虚と実、天使と悪魔、影と光。
ちょっと言い過ぎ？

でも、全く違うからうまくいく。

私みたいなのが家に2人いたらきっと大変