2018年06月21日(木)
あれから [クリニック情報]
昨日の午後からやっとクリニックのエレベーターが動くようになった。
3Fとはいえ、お子さんを抱えて重い荷物をもって階段を上がるのは本当に大変だったと思う。
皆様、ご迷惑をおかけして本当に申し訳ございませんでした。
そして、外来には地震のショックをうけていつもと違う様子のお子さん達が。
夜泣きをするようになった。
夜眠れなくなった。
指をくわえるようになった。
お母さんにまとわりつくようになった、などなど。
そんなとき、私はお子さんの手をギュッとにぎって「大丈夫だよ。安心してパパもママも守ってくれるよ。」とお話ししている。
そして飲めるようだったらと、甘麦大棗湯を処方している。
これは、甘くて飲みやすい。
お子さんだけでなく、ママも不安そうにされていたら、お茶か水500mlぐらいに1日分とかして、皆で飲んだらよいよと説明している。
他にも、大人の方のPTSDには有名な神田橋処方の四物湯∔桂枝加芍薬湯。
パニックになっていたら、甘麦大棗湯∔苓桂朮甘湯。
抑肝散や抑肝散加陳皮半夏など、心に効く漢方はいっぱいある。
今日、大阪小児科医会の理事会で、日本小児科医会がだしている冊子
「もしものときに...子どもの心のケアのために」の存在を知った。
このサイトからダウンロードできる。とても良い内容で、お母さんたちに是非読んでほしいと思った。
Posted by さかざきひろみ at 19時26分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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