2024年11月21日(木)
64番 炙甘草湯 [漢方製剤]
しゃかんぞうとう。
体力がなくて乾燥傾向にある人の動悸に対する漢方薬。
もちろん西洋医学的に不整脈などがない場合。
炙甘草というのは、甘草をあぶって乾かしたもの。
あぶると、元気にする作用、胃腸機能をよくする作用などが増強するとのこと。
地黄と麦門冬は潤す、麻子仁も潤し、さらに便通もよくなる。
阿膠(あきょう)はロバの皮で、止血作用もある。
基本的には、動悸に対する漢方薬だけど、どちらかというと自律神経失調などがあまりない場合。
精神症状がある場合は以下の漢方薬。
1)不定愁訴が多く月経関連トラブルがある人には㉔加味逍遙散。
2)体力があって、ストレスあり。不安とイライラ→K柴胡加竜骨牡蛎湯
3)体力がなくて、ビクビクして不安→㉖桂枝加竜骨牡蛎湯。
4)のどのつまり→O半夏厚朴湯
5)パニック→㊴苓桂朮甘湯+甘麦大棗湯
ハナミズキが赤に色づく。
爽やかな秋。
Posted by さかざきひろみ at 18時17分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年11月14日(木)
63番 五積散 [漢方製剤]
ごしゃくさん
身体の中に、気、血、痰、寒、食の5種類の病毒がうっせきするのを治すという意味。
構成生薬も多い。
温めて、血行改善してくれる。
当帰、芍薬、川きゅうという、四物湯の地黄以外が含まれる。
麻黄が入っているのも特徴。
冷房病や、冷えを伴ってあちこち痛い場合に処方する。
冷え症の人の不定愁訴にも有効。
防風通聖散の裏返しともいう。
防風通聖散は、熱証の人のたまった毒を取り除く。
五積散は、寒さのために頭痛、身体のいたみ、腹痛があるのを治す。
効能効果は慢性に経過し,症状の激しくない次の諸症:
胃腸炎,腰痛,神経痛,関節痛,月経痛,頭痛,冷え症,更年期障害,感冒.
なんと、かぜにも更年期障害にも神経痛にも有効らしい。
西洋薬にこのような効能効果のあるものはない。
実はまだ処方したことがないけど。
いつか、これが効く人にめぐりあうかも。
Posted by さかざきひろみ at 19時38分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
2024年09月26日(木)
62番 防風通聖散 [漢方製剤]
ぼうふうつうしょうさん。
有名なやせる漢方。
有名な「肥満」の薬で、OTCのナイシトールZと同じ。
防風通聖散は脂肪太り、水太りは防己黄耆湯。
ストレス太りは大柴胡湯。
防風通聖散を内服すると毎日-150kcal、ご飯一膳分のカロリーを消費したことになるが、それは6ヵ月まで。
しかし、薬だけで、やせることは決してない。
やはり、食事や運動もちゃんとして、薬を補助的にということになる。
構成生薬は18種類なので、エキス剤の中で一番多い。生薬の数が多いほどゆっくり効く。
大黄と芒硝という下剤が入っている。
また、石膏をはじめ、冷やす生薬がたくささん。
とことん冷やして瀉す薬。
保険適応病名は、腹部に皮下脂肪が多く、便秘がちなものの次の諸症:高血圧の随伴症状(動悸,肩こり、のぼせ)、肥満症、むくみ、便秘。
Posted by さかざきひろみ at 18時50分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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